この記事は、インドネシアの袋麺gurimiを食べた感想を書いています。
お値段は、日本の袋麺よりもお安く、麺の量はすこし少ないです。
大食漢のかた、育ち盛りのかたは、二袋食べる必要があると思います。
もしくは、いろいろな食材をあわせやすいスープです。いろいろな具材をトッピングしお腹をふくらませてください。
スープは、東南アジアの香りと雰囲気を感じられるものでした。
どのスープもさっぱりと淡麗で飲みやすく。油分がすくなく、胃がもたれにくいのも特徴です。

麺はすべておなじものが使われていると思います。
インドネシアから運ばれてくる過程の衝撃で、麺が割れている可能性もあります。袋をあけた瞬間に麺が飛びちらないように気をつけましょう。
茹でるまえの麺は、香辛料のスターアニスやクローブのような、油のような独特の香りがあります。
茹でて、スープにいれると気になりません。
麺はしっかりとねりあげられており、ぶちぶちと切れずにすすれます。
麺の舌ざわりは柔らかいです。ふわりと温柔。舌のうえを流れるウェーブを知覚できるほどに滑らか。
ふわりとした弾力とコシです。柔らかい噛みごたえです。

作り方は麺をゆでる、そして麺をゆでたお湯に粉末スープをいれ溶かせばできあがり。

RASA KALDU AYAM

香りそのものはひかえめ。澄んだ香りです。香辛料もひかえめ。
スープはすこし白濁しており、旨味がしっかりと溶けこんでいる気配。

油は浮いておらず、さらりとスマートな印象です。
飲んでみると、牛の髄からしぼりだしたような旨味が猛然と口のなかに飛びこんできます。
あとで袋の裏面を確認するとビーフ的な旨味はくわえられていませんでした。
ゴージャスなレストランで提供される牛テールのスープによく似たラグジュアリーな味わい。
臭みはまったくなく、透明で澄みわたり明るい旨味。
ニンニクとタマネギの禅味もあるように感じられます。
そして、インドネシアらしく唐辛子のようなマイルドな辛味があります。
飛びあがるような辛さではなく、スープの後味はさっぱりさせる効果をねらった辛さです。
その効果は見事に達成されています。
あまったスープでおじやを作ると、旨味がぎゅッとつまった絶品の味わいを楽しめるでしょう。
RASA DAGING SAPI

香りはつよくありません。あえかに香辛料のかおりがあるかないかです。
一飲して、なんの味なのか判断がつかない曖昧模糊なスープです。
豚のような、鶏のような、牛のような、やや牛に鶏をくわえたようなそんなヌエのように正体がつかみにくい味わいです。
香辛料などの香りもひかえめ。辛さも皆無。
集中力をかいたスープの味わい。
なにか調味料をくわえると、いっきに化けそうなポテンシャルをひめている秘密兵器のようなスープです。
RASA VEGETARIAN

ベジタリアンらしき単語が書かれています。
背面を確認すると、たしかに動物的な要素はいれられていないようです。
東南アジアのスープ系のカレーにいれられている、緑の葉っぱそっくりの香りがしています。
みかんの皮のような香りです。

スープの色は澄んでいます。米の麺などとの相性がよさそうな端正なスープです。
すっぱい香りもあります。
本屋さんに置いていかれる檸檬の香りではなく、緑色のライムの香りによく似ています。
オイリー感はなく、さらりとした口あたりです。お上品なお点前といいたくなるほどに楚々とした口あたり。
これが、ほんとうに動物的な要素がはいっていないの、と舌に意識を集中してしまうほどに、肉をつけたまま鶏の骨を煮つめたような淡泊な旨味があります。
柑橘系の酸味、みかんの葉っぱのような苦みがあり、あえかに漢方薬によく似た風味もあり後味はさわやか。
飲んでいて飽きず、また体調が悪い日でも飲みやすい素直なスープです。
ビーフンや春雨などとの相性もよいでしょう。麺を食べ終わっても、まだお腹がへっているときに。

