この記事は、イトメンのブラックチャンポンめんを食べた感想を書いています。
ちゃんぽんといえば、みなさまが想像する長崎のリンガーなハットなちゃんぽんよりも歴史のふるい会社です。
半世紀以上まえに発売され、北陸を中心に長年にわたり愛されてきたイトメンが世にときはなった黒い衝撃。
いちど見たら忘れられない黒いスープ。そして、舞いおどる黒い刺激。
ノーマルのチャンポンめんとおなじでかわいらしいエビとシイタケいりです。
イトメンのチャンポンめんの麺は、塩をいれていません。
スープさえ飲まなければ塩分を気にしている人も安心して食べられます。
食べた感想だけでなくブラックチャンポンめんのアレンジレシピも書いています。
人気&有名店のラーメン・つけ麺をお取り寄せ 宅麺.comブラックチャンポンめん実食レビュー

醤油をたらしこんだような色に写真で見えることでしょう。
ところが、リアルのブラックチャンポンめんを見ると、まずは、目と鼻のうすい粘膜に、黒いペッパーの刺激的な微粒子が飛びこみ、ちくちくと刺すインパクトを感じます。
黒胡椒の殻や粉などは見当たらない。けれども、黒いスープのすべてからブラックペッパーの存在が放射されています。
まるで長いあいだ黒胡椒をスープにつけこみ、辛さと味を抽出したように。
黒胡椒の香りは、粗くひいたもの、粉になるまでひきたおしたもの、ふたつの印象がおりかさなっています。

醤油スープにしか見えないブラックチャンポンめんのスープをすすりあげると、眠いまなこもさめるほどにさっぱりとした口あたりです。
たっぷりの黒胡椒の風味、苦味、刺激のおかげで、袋ラーメンのなかでトップクラスに爽快な味わいのスープです。
疲れていても、体調が悪くても、するりと飲むことができるほどに淡麗さ。
そして、水っぽいのかといわれると、黒い香りと風味のしたには、鶏の骨から抽出した透明に澄んだ淡泊なチキンスープの味わいがあります。
タマネギやニンジン、それに鶏の骨をくわえ、コトコトと煮たチキンスープに、黒胡椒をどっさりとくわえたような印象のスープです。
そして、辛さについてです。舌がしびれる、ひーひーと汗がしみでてくる、そんなダイレクトな辛さではありません。
黒胡椒の刺激と風味だけを、なにかしらの魔術でぬきとり、スープにたらしこんだ印象です。
ただ、やはり刺激があることはあります。ちいさい黒胡椒のかけらのようなものが、のどちんこや粘膜の薄いところに付着すると、一点をつきさす針のような刺激はあります。
黒胡椒が苦手なかたは飲めないスープ、かもしれません。
黒胡椒が苦手なかたは手にとらないと思いますが、そこはご注意ください。
いいかえると、黒胡椒ずきがニッコリ微笑む黒胡椒の香りと風味です。
黒胡椒スープといっても過言ではない唯一無二の味わい。

麺は黒い海を悠遊と泳ぐ龍のごとくちぢれています。細い麺は、まとまって一つの奔流となり口のなかにはいってきます。
麺の口あたりは滑らか。歯や舌、唇のうえをすべりぬけます。
すすりあげ、麺を噛んでいても食べ終わるまで疲れない麺です。
イトメンのチャンポンめんの麺のいちばんの特徴は、塩を使っていないことでしょう。
塩をいれていないとは思えないほどに完成度のたかい麺です。袋麺のすべての麺から塩をぬけば、日本人の健康度はのびる、そのようなことを考えるほどにグッドな麺です。
塩をいれない麺は、ぶにょぶにょとして、ほにゃほにゃの柔らかい麺になりがちです。
けれども、塩をいれていないのに、イトメンのチャンポンめんの麺は、しっかりと滑らか。つるつると心地よくすすりあげることができます。
ブラックチャンポンめんの作り方

イトメンのチャンポンめんの袋のなかには、乾燥させた無塩の麺と粉末スープ、そしてエビとシイタケがはいっています。
この小さいエビとシイタケがよい仕事をします。スープを味わい深いものにしてくれるのです。

450mlのお湯を沸騰させてから麺とエビとシイタケをいれると書かれています。
エビとシイタケは、水のうちからいれることをオススメします。スープの味わいが濃く厚くなるのです。
沸騰したお湯に麺とエビとシイタケをいれ約3分煮ます。
火を止める直前に粉末スープをいれます。粉末スープは溶けやすいです。火をとめてから鍋にいれても問題ないように感じました。
あとは器に盛りつければ出来上がりです。

ブラックチャンポンめんのアレンジレシピ

トマトとチーズをくわえると、あッというまに洋風ラーメンにはやがわり。
すなおに黒胡椒がつよいスープです。ラーメンのトッピングの枠をこえた食材との相性もよいです。

黒胡椒をふりかけて餃子を食べるひともいます。
もしも冷蔵庫にバルサミコ酢があるのであれば、すこしたらしこむと味わいが愉快なものになります。
餃子の具の種類をえらばない。黒胡椒は、さまざまな具材をしっかりとうけとめる懐のふかさを見せつけてくれます。

イギリスでベーコン&エッグというと朝食の意味になる、つまり朝に食べるのにぴったりのブラックチャンポンめんです。
かりかりのベーコンの脂をスープにいれることで、味わいがゆたかになります。
また淡泊な味わいの鶏卵の白身を黒胡椒の刺激が、びしッとしめあげてくれます。
朝からゴキゲンになる一杯です。


