コストコ シンチャオ ベトナム フォー 鶏だしを食べた感想を書いています。
米粉の麺が苦手でした。それでも、おいしく夢中になり食べれました。
フォーは、かぎりなくコシのつよいうどんによく似た口あたりです。
鶏だしは、清潔で淡泊。
そして、カレーかなと思うほどに品のよいスパイスの香りがたちのぼります。
ベトナムの米から作られたフォーです。グルテンひかえめ。グルテンが気になるひとでも、おいしく麺をすすることができます。

8食分のフォーとスープがついてきます。
コストコの商品のなかでは大容量ではないと思いました。保存期間も長め。

作り方は、フォーをゆでる。

そして、フォーを食べる器にスープをいれお湯をそそぎいれる。
ゆでたフォーをスープのはいった器にいれ、お好みの食材をトッピングすれば出来上がりです。
フォーは、のびにくいです。くっついていても、水であらえばすぐに食べることができます。

混ぜ麺(フォーチョン)

焼きそば(フォーサオ)

キノコとの相性よきです。チキンのだしです。
旨味が強く強くなります。

あんかけ(フォーソットラウ ティット)
付属のスープをつかえば、これらのベトナム料理をおうちで作ることができます。
作り方は、ていねいに背面に書かれています。
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シンチャオ ベトナム フォー 鶏だし 実食レビュー

スターアニス・八角の香りの粒子が、白い湯気に混ざりあい元気にたちのぼっています。
つんつんと刺激的ではなく、八角のかどを削ったようにマイルドで3秒ほどで心地よい香りに転化しました。
そして、スターアニスの香りに慣れたと思ったら、黄金色のスパイスの香りが煌めきたちます。
ウコンひかえめのカレーの香りが、魔術師の煙のように悠遊とひろがります。
香辛料を石臼でごりごりし、新鮮な香りをたてているスパイスをダイレクトにスープにふりかけたような鮮烈な香りです。
辛くはありません。安心してお子様でも食べられるスープだと思います。
辛みがほしいひとは、ベトナムの食べるラー油サテトムをくわえるように書かれています。
辛党は、お試しあれ。
スープの色は、かぎりなく透明なチキン色。
スープの表面には、旨味の素である濁りのない鶏の油が優雅に愉しそうに浮かんでいます。
スープを口にいれた第一印象は、さっぱり。香辛料の爽やかなフレーバーのおかげで、雑味をけずりおとしたスマートな口あたりです。
香辛料の香りの第一波がひいていくと、不死鳥のように鶏の油のおだやかな風味が、ゆっくりと舌に浸透してきます。
その油は、くどくなく、べとつかず、はんなりと柔和で心地よい潤味です。
そして、いよいよ飛びかかってくるのが、鶏の骨から抽出された清潔な旨味。
この旨味が、これまた異様にすっきりとシャープなんです。
まるで香辛料の皮で造られたロケットに鶏の旨味をふうじこめ、口中で爆発させたような印象です。
さらりとスープが流れたと思うと、地面をかけまわっていた鶏たちの滋味がひろがります。
運動をしっかりとこなした鶏から抽出された脂肪分のすくない、くっきりとマッチョな味わい。
鶏の旨味のしたに、イワシを熟成させた老練な魚醤の味わいをかすかに感じました。
そして、スープを飲みおわったラストには、ふたたび八角やらオールスパイスやらの風味がたちのぼり、口のなかに一抹の油すら残らないようにすっきりとしています。

鶏から豚、牛肉、海鮮まで、さまざまな食材とあわせやすい万能なスープです。
好きな食材をのせて味わいをにぎやかにしてください。

のこったスープを白米にぶちかけました。
極上の、さらりとした一杯を堪能することができます。
風邪をひいていても、疲れていても、二日酔でも食べられそうな爽やかさの極致ともいえる一杯です。

そして、フォーです。
米粉で作った麺は、ざらりとした食感が気になります。
こちらの商品は、フォーの中央にかすかに、舌にひっかかる印象がありますが、ほぼ皆無といってよいほどに滑らかです。
そして、フォーを歯で噛むと、つるり逃げるほどに、がっちりと堅牢な歯ざわりです。
誇張でなく、ちからをいれずに噛むと、フォーがずれます。
奥歯ですりつぶすようにフォーを噛むと、もち米を蒸しあげたときにたちのぼるようなグラマラスな香りが一瞬たちのぼります。
米粉でつくられた麺は、小麦粉の麺とくらべると弾力とコシの素であるグルテンがすくないです。
けれども、舌ざわり、歯ざわり、目をとじて食べると、まるでうどんそのものです。
米粉の麺が苦手ですが、たいへんおいしく食べることができました。