この記事は、四海樓皿ちゃんぽん(ニッキーフーズ)を食べた感想を書いています。
長崎ちゃんぽん発祥の店が監修したちゃんぽんをおうちで楽しむことができます。
海老の香りが強く、そして様々な旨味が溶けこんだ白濁したスープ。
ぷりッとふとめの麺は、まるで茹でたてのように活き活きしています。
かまぼこ、野菜、豚肉、イカたくさんの具材いりです。
1食のお値段は税込約440円です。

作り方はお湯をわかして、麺と具、スープを茹でるだけ。
料理が苦手なひとでも、ちゃんぽん発祥の店の味わいをたのしめます。
四海樓皿うどん(ニッキーフーズ)は、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで冷凍した状態で運んできてくれます。
いそがしくて、買い物にいけないひと、育児で手がはなせないひとでも、おいしいちゃんぽんを食べられます。
四海樓ちゃんぽん 実食レビュー

活きのよい赤い海老の香りが、白濁したスープから豪快に飛びだしてきています。
海老の香りは、海老の頭や殻を炭火で炙ったように、こうばしいものです。
長崎の極上のプラクトンにはぐくまれた海老の風味でしょうか。
スープは、白濁しています。こってりしているように見えることでしょう。けれども、口あたりは軽いです。
あえかな甘さ。野菜、タマネギやニンジンをことことと煮た優しい甘さが下地にあります。
そのうえに、イカやかまぼこなどの淡泊な海の味わい。そして、豚肉を焼いたり、茹でたりしたときにしみでてくる純な脂の旨味があります。
みっつの味わいが混ざり、溶けあい、牛乳のように栄養たっぷりなスープになっています。
クセがなく、飲みやすく、さらに、飲みあきない、それでいて味わいはリッチでゴージャス。

つぎに麺。ふとめの麺は、いま茹であげられたように、しっかりと麺の表面が充実しきっています。
生地を押しだして作る麺なのでしょうか。すこし丸みがある、けれども、舌ざわりは角がたっています。
ゆっくりと自然に乾燥させ水分をぬいた麺のように、傷ひとつなく、つるつるとした心地よい麺の舌ざわり。
その麺の舌ざわりは食べたひとを一瞬でトリコにする魅力をもつ貴婦人のように優雅。
麺はほどよい歯ごたえがあり、噛むとパスタのように、しっかりとグルテンが結合しており、噛んだところが、ぶりッと音をたて飛びます。
太めの麺は、ゆたかな味わいのスープに負けず、おとらず、出来栄えのよいものです。
冷凍ちゃんぽんの麺としては、最適格、最高質のものだと思いました。
ちゃんぽんにはいっている具は、すべて見えていません。まず、細くても食感のある紅白のカマボコ。
しっかりとした食感をのこした豚のお肉。そして、2㎝四方のイカのゲソは、ぷりッと心地よい音をたてます。
キャベツは、しゃくしゃくとした食感をのこし、スープと一緒に食べるとほがらかに甘い。もやしも生きていると音をたてます。
豊かな味わいのスープです。

そのうえに、野菜や具材をたっぷりとのせて食べることもできます。
いや、むしろ、たっぷりと具材をのせて、あますことなくスープと麺を食べるべきちゃんぽんダと私は思いました。
おいしく、たくさんの野菜を食べられる、さらに冷蔵庫にのこっている野菜を消費できる長崎ちゃんぽんでもあります。
長崎ちゃんぽん発祥の老舗店の意地と、ニッキーフーズの技術力の高さを感じられた長崎ちゃんぽんでした。
