らあめん花月嵐 博多ラーメン健太・嵐げんこつらあめんを食べた感想を書いています。
ふたつの特徴ある豚骨ラーメンをたのしめるセットです。
健太は、男気を感じさせる独特の獣臭を発する豚骨ラーメン。
嵐げんこつらあめんは、豚の白い油をとんこつのうえに浮かべたようなオイリーな豚骨ラーメン。

スープは、それぞれ4食ずつはいっています。
そして、麺は12食分はいっています。つまり、替え玉を4回できます。
お値段は、1680円です。1食計算210円になります。替え玉の値段はいれていません。
こんなにお安くていいんですか、と驚愕のお値打ち価格。豚骨界の価格クラッシャー。
安いけど、おいしくない、そんなことはありません。
麺もスープもしっかりと真っ当なものです。

作り方は単純、規定量のお湯をわかして麺をゆでる。

麺をお好みの硬さになるまでゆでたあとに、スープをくわえれる。

そして、盛りつければできあがりです。
有名ラーメン店の味をそのままご自宅にお取り寄せ
博多ラーメン健太 実食レビュー

獣が、闇のなかで息をひそめているような凶暴ともいえる匂いを発しています。
青ねぎや、白いたまねぎをくわえておらず、獣に首輪をはめていないような野性味にとんだ匂いのようにも感じます。
豚骨の原始の匂い、さらにニンニクをむぎゅッとしぼりこんだような元気がでそうな香りもあります。
健太の匂いになれてくると、豚の関節の白い部分のゼラチンが溶けこんだ腰の張った深みのある香りにきづきます。
その香りは、ふしぎなことに、白いチーズ、それも半生のちょいとクセのあるチーズのようにも感じられるのです。
清澄な脂のういたスープの粘度は、一瞬にして舌をコテコテに塗りかため、舌のすべりをよくする潤滑油のようにテラテラしています。
ゼラチンがたっぷり溶かしこんだような粘度のスープは、いろっぽい艶があり、舌にしだれかかるように清艶。
スープを飲んでいて気づいたのです。あの男らしいマッチョな匂いは、消えていることに。
それどころか、前述のとおり男よりも、女性のように健やかな印象のスープです。
味わいの根底には、にんにくをたっぷりと沈めこんだような企みの深い風味があります。
味わい深く、それでいて澄んだコクはまろやかで艶々と白く輝いているように鮮明。
スープを飲みおわった瞬間、ミネラルをたっぷりとふくんだ岩塩の先端をとがらせたようなシャープな苦味をふくんだ塩分を感じます。
その苦味のおかげで、口のなかがさっぱりとします。
下町のポタージュ。とよびたくなる気品があります。
健太を食べてしまうと、あの獣が発する魔力ある匂いのない豚骨スープがものたりないと感じるようになる可能性ありです。
健太で焼きラーメン

焼きラーメンを作るときは、スープはひとつしか使いません。
計算されたスープの配分です。

規定の量のお湯でつくると、水分がすこし多すぎるように感じました。お好みで水分をへらしましょう。
液体スープをフライパンにいれ、火と接触させた瞬間、白い煙すべてが豚骨の匂いにハイジャックされます。
誇張していうならば、匂いに壁に衝突したような巨大なインパクトです。

焼きラーメンの味わいは、しっかりと濃いめ。野菜などをたっぷりといれるか、飲料を容易しておくと吉です。
冷蔵庫のなかの野菜をたっぷりと摂取できる焼きそばともいえます。
嵐げんこつらあめん 背脂豚骨醤油 実食レビュー

ラードをしぼりだすまえの豚の白い脂の至純な香りが充満しています。
巨大な寸胴のなかに、水よりもたっぷりの豚骨をいれ強火で轟轟と煮たて抽出したエキスは、おそらく一寸先すら見えないほどの濃霧のように白く濁っていたことでしょう。そこに醤油をくわえることで夜空に浮かぶ満月ように健康的な色のスープになっています。
豚骨を煮るときに、しっかりと香味野菜をいれ、ていねいにアクをとりさったようで、健太にあったような挑みかかるような強烈な匂いはありません。
むしろ、縁側にすわる武道の達人のように悠遊とした香りです。
スープの舌触りは、まるでスープの表面をラードでおおったかのように湿り潤っています。髪が輝きだすようなオイリー感。
味わいの分子の密度がこく、豚と醤油が手と手ととりあい、醤油をまぶした豚の脂を高温で焼きあげたような、むっちりと張りきった動物的な旨味が、いきいきと躍動します。
スープの味わいは、きめこまかく、ゼラチンがゆれるように微妙にこだまし、青ねぎやニンニク、タマネギなどの甘味をふくんだ滋味の余韻が長くつづきました。
味わいのふところは深く、替え玉をたのしむキャパを十二分にのこしています。

実店舗でも提供されいるニラとの相性もよきです。
りきがつきすぎるのでニラを食べることを禁止する宗教もあります。栄養たっぷり、食物繊維もしっかりのニラをたいへんおいしく、汗をかきながら食すこと可能です。

シンプルに唐辛子をかけるだけども、白い絵画を赤い額縁にいれたように、味の輪郭がびしッときまります。さっぱり感が増大しますが、汗がふきでる量もまします。
らあめん花月嵐の麺 レビュー

麺は、すべておなじです。
まるで手でのばしたように、しっかりと端正でハンサムな見ための麺です。
ひとかけらの傷もなく、つるりとした麺の表面。
麺をゆがくことで、その表面がすこしゆるみ、スープがよくからみ、もち肌のように張りがでて、それで健やかにツルツルと麺をすすりあげることができます。
博多らーめんのなかでは、すこし太めの食感だと感じました。しっかりと乾燥させ、水分を徹底的に排除しており、のびにくい麺だとも感じました。
麺の中心部分は、パスタのアルデンテの三分の一ほどの、しっかりとしたマッチョな弾力とコシがあります。
おたかい麺とくらべても、どこも見劣りしない極めて完成度のたかい麺でした。