この記事は、パスタをねりこんだ麺の作り方・レシピを書いています。
ゆでたパスタを粉にねりこんでつくる麺をつくります。
パスタをねりこんだ麺は、短メンになりました。
ぷつぷつと切れ、1㎝ほどの麺になります。二度とつくることはないでしょう。
万が一、兆が一、パスタをねりこんだ麺を作りたいかたがいるかもしれません。つくった結果を書いておきます。
パスタは自作のものをつかいました。
パスタいり麺の材料(2~3人分)
- 強力粉:100g
- 乾燥パスタ:100g
- 水:適量
- 塩:4g
- かんすい:2g
- 打ち粉:適量
かんすいはいれなくてもOK。また、かんすいのかわりに食用重曹がつかえます。
使っている打ち粉の生地はコチラ。
パスタねりこみ麺の調理工程
- ゆでたと粉、水、その他の材料を混ぜる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- パスタねりこみ麺の出来上がり
パスタねりこみ麺の作り方【写真あり】
パスタと粉、その他の材料を混ぜる

強力粉:100gと塩:4g、かんすい2gをボウルにいれる。
そして、ゆであげたパスタもボウルもいれる。
作業してみた感想としては、できるだけ短くしておいたほうがよい。

最初から手で粉と水を混ぜはじめると熱いし、さらに粘土状になった生地が手にくっついてしまう。そこで菜箸やゴムベラで粉と水を混ぜると、粉が指にくっつかないのでイライラしない。
粉と水分を混ぜあわせるためだけの専用調理器具で混ぜあわせたよ。専用調理器具なので、赤くはなく、緑だけど3倍はやく混ぜあわせられる?
粉と水をボウルのなかで円を描くように混ぜあわせていく。ボウル内の粉が、3mm~5mmほどの粒になるまで混ぜる。粉ぜんたいが3mm~5mmほどの粒にならないときは、水を少しずつ追加し混ぜあわせる。

3mm~5mmほどの粒になれば、手にくっつきにくい。両手をつかい、粉をボウルにおしつけたり、おりたたんだりしていると粉がまとまってくる。

ひと塊にまとってきたら、形をまるく整え生地を寝かす。寝かしているあいだに、生地の表面が乾燥しないようにラップをまいておく。
1~2時間ほど冷暗所で生地を寝かす。寝かすことで、生地ぜんたいに水分がまわりコシと弾力がうまれる。
粉と水分の混ぜかた参考動画
生地をパスタマシーンでのばす

寝かせた生地を作業台にとりだす。パスタマシーンも設置しておく。
生パスタマシーンにはいる薄さになるまで、めん棒や手で生地をのばす。目安として、5mmほどになるまでのばす。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉をふる。

パスタマシーンに通すと、生地の長さは2~3倍になってでてくる。2~3倍に長くなった生地をペタンと二つ折りにする。

生地をのばす→折りたたむ→のばす。この作業を3~5回ほど繰り返していると、生地の表面が滑らかになってくる。
生地をうすくのばすときに切れやすい。気をつけて作業しよう。

生地が滑らかになれば、お好みの薄さまで生地をのばす。食べやすい長さに生地を切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る

パスタマシーンにカッター(生地を麺状にする道具)とガイドをつける。2mm幅に切るカッターを選ぶ。お好みのカッター幅をチョイスしよう。
生地ぜんたいに打ち粉をふり、パスタマシーンに生地をのせる。

カッターに装着したハンドルをくるくると回すと、生地が麺状になって落ちてくる。落ちる場所を清潔にしておくか、パットをおいたり、地面に落ちないように手でうけとめる。

すべての生地を麺状にする。麺どうしが、くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地を切る参考動画
パスタねりこみ麺を食べる

麺:100gにたいして、1~2リットルのお湯を用意する。沸騰したお湯に麺をいれゆでる。
ボコボコと泡がでているお湯に注意しながら、麺をいれゆでる。ゆで時間は火力や麺の太さなどで変わる。目安として3分~7分ほど。ゆで加減をチェックしてから、お湯から引き上げる。

鶏がらスープに醤油や麺つゆ、塩をいれ味をととのえた温かいスープに麺をいれ、具材をトッピング。

パスタをねりこんだ麺は、つながっているところもあるが、ほとんどが、マカロニほどの長さに切れている。
麺の口あたりは、なめらかで麺のようではあるが、いかんせん短い。
すするというよりも、かきこむ。すこし小麦が発酵したような香りもある。

パスタにして食べてみる。
刀削麵のような食感。短いので、これまたすするというよりも、フォークで刺して食べることになる。
ゆでるときに、麺が切れる原因は、グルテンが結合していないからだと思う。
グルテンが結合していないので、弾力とコシが強くなっている、わけでもない。
蕎麦なんかは、お湯でねりあげグルテンをつよく結合させる方法もある。けれども、熱々のパスタをいれると麺は、ぶつぶつと切れてしまう。
いちどパスタのなかで完成したグルテンをふたたびお湯でゆでると、なにかしらの化学変化をおこすのかもしれない。あくまで推測の域をでない。
ゆでたパスタのなかから、水分がしみだしグルテンが結合できなかった可能性もある。
この場合は、解決方法がわからない。水をいれないと粉と混ぜあわせられないわけで。
パスタねりこみ麺自家製麺を作って食べた感想【 まとめ 】
結論、麺にパスタをねりこむと短くなる。
弾力とコシが強くなるわけでもなんでもない。
おそらく、二度とつくることのない幻の麺ではある。
だれか、ご自宅で作ってみたはいかが。