この記事は、ニッキーフーズのご当地ラーメン 函館を食べた感想を書いています。
北海道ラーメンの最前線、塩ラーメンの新機軸。
淡泊な塩と、淡麗な脂を絶妙な配合で混ぜあわせた、すっきりとした旨みたっぷりな透明な塩スープ。
かっちりとした歯ごたえのある麺。さらに焼き豚が2枚とメンマ、ネギがいれられている塩ラーメンです。

鍋でも電子レンジでも調理できます。
冷凍庫からとりだし、すぐに調理できます。
冷蔵庫をあけたら3分、そこが函館、塩と脂がおりなしつくりあげる塩ラーメンの五稜郭。
ご当地ラーメン 函館は、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで冷凍した状態でもってきてくれます。
いそがしくて買い物にいけないひとも安心して、塩焼きそばの新しい夜明けな味わいをを堪能できます。
ご当地ラーメン 函館 実食レビュー

透きとおった塩ラーメン。そこに流氷のように、ぽっかりと浮かぶ充実した油脂。
豚というよりも、鶏、それもしっかりと汚れと血合いをそぎ落としきり、グラグラさせなず中火で煮つめたものを冷凍したのち、上澄みの脂をとりのぞいたようなだし。
旨みは張りきっている、けれども、脂の主張は淡く麗らか。
日本酒をつくるときに、米の中心部分だけをつかうように、鶏の純粋な部分に存在する脂だけを抽出したような濁りも汚れもない純粋にして精緻な味わいの脂です。
スープを飲むと、その清潔な鶏油が、じゅんわりと舌から口中をしっかりとコーティングします。たしかな旨みをしっかりと感じられます。
すこし上海料理のようにウスターソースをいれたような味わいもあり。
ついで、塩、海水を煮つめて作りだしたような、ミネラルたっぷりの粒子のあらい栄養にとんだ味わいが、タンポポの花のように咲きみだれたのちに海鮮系の味わいがやってきます。
豚肉をいれていない、ちゃんぽんのような味わい。昆布とイカ、ホタテから抽出した風味があります。
透明な塩ラーメンのスープです。けれども、さまざまな旨みと風味、香りがいくつもあり、にぎやかであきがこずに、丼の底が見えるほどにスープを飲んでもあきず。
香辛料、たとえば黒胡椒の酸味と苦味だけをくわえたような後味でさっぱりと飲みほせます。

麺を箸でもった印象は、かっちり堅実。粉と水をしっかりとこねあげ、加水はひかえめとにらみました。
そして、麺の腰と弾力をたかめる物質であるグルテンを形成するために、ゆっくりと熟成させつつ、水分をとばした麺。
細めでありながら、奥歯でかんじとれるグルテンの抵抗。すこしだけ麺に細かい芸術的な線がいれられており、スープがからみやすい仕掛けもあります。
麺の中心は、アルデンテといいたくなる白い手ごたえのある噛みごたえとコシ。
脂の旨み、塩のミネラル、海鮮系の風味、三つの味わいを見事に精緻なバランスでととのえている一杯。
いろいろなトッピングとあわせやすいスープでもあります。

お好みのトッピングをのせることで、あなただけの満ちたりた新しい函館の味わいを作りあげてください。
