この記事は、めかぶをねりこんで作る蕎麦の作り方を書いています。
めかぶの鮮やかな海藻の香りのするお蕎麦です。
めかぶのねばりのおかげかシャッキリとした食感でした。
パスタマシーンを使い楽々と製麵しました。
めかぶ蕎麦の材料(2~3人分)

- 蕎麦粉:100g
- 中力粉:100g
- めかぶ:70g
- 水:適量
- 打ち粉:適量
めかぶは、生協の商品を使いました。

おおきいめかぶは、粉とまぜあわせにくいです。ちいさく切るか、ペースト状にしてから混ぜあわせてください。
蕎麦粉の割合をふやすと、蕎麦の香りはよくなります。しかし、生地のあつかいがむずかしくなります。5割ほどから蕎麦作りになれていくとよいでしょう。
中力粉を10割にすればウドンに、強力粉10割にすればラーメンに、デュラムセモリナ粉と中力粉を混ぜれば生パスタになります。ひとつの記事を読むだけで、4つの麺を作れるようになるお得な記事です。
強力粉と薄力粉を混ぜると中力粉のかわりになります。お好みの粉の配合を探してください。
使っている打ち粉の記事はコチラ。
めかぶ蕎麦の調理工程
- めかぶと粉、水を混ぜる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- めかぶ蕎麦の出来上がり
めかぶ蕎麦の作り方【写真あり】
めかぶと粉を混ぜる

蕎麦粉:100gと中力粉:100gをボウルにいれる。
めかぶ:70gもボウルにくわえる。

めかぶと粉を混ぜあわせる。めかぶに粉をまぶしつけるイメージ。手で混ぜはじめてもいいが、ゴムベラやさいばしで混ぜあわせると、手に粉がくっつかず楽に作業できる。
蕎麦の水回し専用の器具で粉と水を混ぜあわせた。専用の道具などで楽にスピーディーに混ぜあわせることができる。

めかぶの水分だけで、粉ぜんたいがしっとりし、粉が3~5ミリほどの粒になるまで混ぜあわせる。混ぜつづけても、3~5ミリほどの粒にならないときは水を追加でいれる。

3~5ミリほどの粒になれば、そば粉が手にくっつきにくい。両手をつかいそば粉をまとめていく。そば粉をのばしたり、押しつけているとまとまってくる。
形をととのえ混ぜ作業終了。パスタマシーンで製麺するので、ヘソダシをする必要はない。
水回しと粉のまとめ方参考動画
生地をのばす

細いめかぶが残っている。カッターで切ると細かくなるのでご安心を。
作業台に生地をだし、パスタマシーンも設置しておく。
生地に打ち粉をふり、めん棒や手をつかいパスタマシーンに通せる薄さまで生地をのばす。目安としては、5mm以下になるようにのばす。

パスタマシーンのハンドルを回し、生地をパスタマシーンに通しのばす。3~4倍ほどの長さになって生地がでてくる。生地をパタンと折りたたむ。

折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンに通す。のばす、折りたたむ、のばす、この作業を5回ほどくり返すと生地が滑らかになり、蕎麦のコシもしなやかにつよくなる。

滑らかになった生地をお好みの薄さにまでのばす。打ち粉をふり、食べやすい長さに切っておく。
蕎麦生地のばし方参考動画
生地を切る

パスタマシーンにカッター(生地を麺にするパーツ)とガイド(生地を固定するパーツ)をセットする。
薄くのばした生地の先端をカッターにあわせる。ガイドのうえに生地をおく

カッターのハンドルをくるくると回す。生地がカッターをとおり、蕎麦になって落ちてくる。手や器で蕎麦をうける。

すべての生地をカッターに通す。すぐにゆでないときは、蕎麦がくっつくので打ち粉をふっておく。
また乾燥しないようにサランラップをまいたり、密閉容器にいれておくとよい。
パスタマシーンで蕎麦を作る参考動画
めかぶ蕎麦をゆでて食べる

蕎麦100gにたいして、お湯1リットルから2リットルを用意する。くっつかないように、さいばしで軽くかき混ぜる。
ボコボコとお湯がわくほどの強火力で蕎麦をゆでる。ふきこぼれそうな時は、鍋に水をいれるか、火力を落とすとよい。
粉の種類や蕎麦の太さ、お湯の温度の違いでゆで時間は変わる。おおよそ1~5分ほどで蕎麦はゆであがる。蕎麦をお湯からひきあげる前に、ゆで加減をチェックしよう。

蕎麦を冷水で洗い、ヌメリを落とし表面をしめる。

めかぶは小さくなっているが、しっかりと蕎麦のなかにある。緑の点々が蕎麦のチャームポイントになっている。めかぶの静かで清潔な海の香りが漂っている。清潔な海藻の香りは、どこか冷涼な天然水の爽やかさを思いださせてくれる。
ぶあついワカメのように角のたっためかぶ蕎麦をつかみすすりあげる。まるで、めかぶをすすっているような香りだが、蕎麦のなめらかなノドゴシ。めかぶをすすっているのか、蕎麦をすすっているのか頭と鼻の感覚が相反する。
めかぶのプチッとした食感がはじける、心地よさ。

わかめやあおさ、トロロ昆布をトッピングすると、海藻が器のうえに咲きみだれ踊りだす。

かえしをお湯でわったお汁に、めかぶ蕎麦をいれる。
海苔をちらすと、そこはまるで海藻のテーマパーク。
めかぶ蕎麦を作って食べた感想【 まとめ 】
めかぶの旬は、3月から4月です。春の訪れをかんじさせる清潔な香りの海藻。
めかぶを蕎麦にねりこんでも清潔な香りは健在でした。そして、プチッとはじける食感はたのしいものです。
はじける食感のめかぶ蕎麦はあまり売っていません。であるならば、めかぶを売っているときに買い自分で作るしかありません。
パスタマシーンで製麺することで、素人でも蕎麦の太さと幅がそろった蕎麦を作ることができます。
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