マ・マーあえるだけパスタソース 和風・洋風食べ比べセットを食べた感想を書いている記事です。

お好きなパスタをゆでる、そしてパスタソースの袋をあけて、パスタソースをゆでたパスタと混ぜあわせればパスタの完成です。
レトルトパウチをお湯で湯せんしたり、電子レンジで調理しなくても食べられます。
ご飯を炊いてお茶漬けをつくれるひとであれば、無理なくパスタを作れます。
あの二刀流大リーガーが広告塔をつとめるマ・マーのパスタソースの味のクオリティは高いです。
どのパスタソースも80点以上をマークし、8割の日本人を満足させる充足した味わいだと思います。
また、冷めたあとも、しっかりとパスタソースをまぶしておけば、パスタがくっつきにくいように感じました。
お弁当にいれるのにもピッタリ。
あとパスタの食感は、しっとり、オイリーというよりも、かっちりとした印象です。
お好みでオイルやバターなど用意しておくと美味しくパスタを食べることができます。
1袋に二食分はいっています。パスタソース1食分ごとに袋にいれられています。いっきに二食食べる必要はありません。
そしてパスタ以外にも使うことができるソースです。

うどんと混ぜあわせれば明太子うどんになります。

ピザソースにも早変わり。

チャーハンにいれこむと、味わいを厚く強くしてくれます。

そのままパンをちぎってソースにつけ食べてもよきです。
和風パスタソース
生風味たらこ

清潔で天真爛漫なバターの香りが、山にかかる霧のようにお皿のうえにかぶされています。
白い湯気にバターの風味が溶けこみ、やわらかく鼻にとどきます。
ホットケーキのうえにのせられている大きさほどのバターが二つほどいれたような豊かで厚みのある充実した風味。

パスタを口にいれると、バターの自然由来の柔和な甘味がやさしく溶けるようにひろがります。
ひとの魂を温め、落ちつかせ、癒してくれるような愛にあふれかえりバターの風味です。
バターの白い海のなかから、ちいさい赤白いたらこが、元気にぴょこんと飛びだします。
ほんとに生のたらこの食感とした感じられない活き活きとした口あたり、歯ざわりです。
ぷちぷちと景気よく、元気に舌や歯のうえではじけます。
たらこを噛むと、海のエキスがしみこんだ手ごたえのある塩分がしみでてきます。
そのあとに、あえかに淡いほがらかな甘味がちゅんとひろがります。
全体的にソースがパスタにしみこんだような歯ざわりで、しっかりとした噛みごたえがあります。
なめらかな質感があるのは、つぎのたらこクリームです。

たらこと大根の相性はよいです。
さっぱりとした大根いりのパスタを堪能できます。冷やしたパスタとあわせました。
冷製パスタにも作れました。
生風味たらこクリーム

海の旨味の最小単位であるたらこの香りが、ぽこぽこと浮かびあがっています。
パッケージングされているたらこをとき放ったときのように、心地よい香りがひろがっています。
白い湯気には、繊細な乳製品の香りをわたあめのように溶かしたこんだような豊かな香りも感じられました。

牛乳に小麦粉をすこしくわえてトロみをつけたような、しんねりとした精妙なパスタソースの舌ざわり。
牛乳の旨味は、引きしまり、張りがあり、ビンと舌に重みを感じました。
牛乳を弱火でゆるゆると煮つめ、牛乳のプロテインを凝縮させたような牛のつよい生命力に満ちたりた手ごたえのある厚みと深みのある旨味をしかと実感できます。
そして、たらこの風味は、忘れたころに、ひょっこりとお茶目に顔をだします。
生風味からし明太子

カプサイシンの微粒子が、かろやかにお茶目にお皿のうえでステップを踏んでいます。
目や粘膜をちくちくと小悪魔的にせめる辛味と苦味、酸味をふくんだ三本の矢のような刺激あり。

パスタを舌にのせた瞬間、とぎすまされたシャープな辛さが細胞に突きささるように浸透していきます。
チクチクと炭酸の泡がはじけるような軽快な辛味が、舌のあちらこちらでひろがります。
ぴたっとノドチンコにはりつけると、むせかえりますのでご注意ください。
ウニのトゲように、あちらこちらを刺激する明太子の辛味は、ティッシュペーパーに水をたらしたように悠遊とひろがります。
頭やおでこに、じっとりと汗をかく健康的な辛さです。
辛い料理が苦手なひとは食べられないほどに、しっかりとした辛さがあります。
辛味と苦味、酸味がつよくたらこの味わいはひかえめです。
背筋をぶるッとふるわせる心地よい辛みの明太子パスタソース。
きのこと野沢菜 にんにくしょうゆ味

きのこと野沢菜のパスタソースの香りを一言でいいあらわすならば、焼き肉のタレ。
そして、なぜか、不思議なことにパスタを食べると、にくにくしい肉感を感じられる和風パスタソースです。
牛肉をいれたスキヤキにきのこをくわえた味わいによく似ています。そして、ひとは気づくのです、野沢菜どこ、と。
つかいこまれた黒光する鉄の鍋を強火で熱し、白い煙が黒い鉄肌からたちのぼるとどうじに、白い牛脂をいれ、じゅわーんと心地よい音をたたせ、そしてまんべんなく鉄肌に白い牛脂をぬりつける。
頃合いはよし、白い脂が縦横無尽にはいきわたっている赤身を鉄鍋でしゃんしゃんと炒める。
そして、醤油を鉄鍋にたらしこみ、きのこも追加しておく。いくばくかの出汁もくわえ、煮るように火をとおし作るすき焼き。
そんな豪勢で、豪華な、香りが食べる人間を圧倒するようにたちのぼっています。
香りという一点にかぎっていえば、圧倒的に日本人ごのみで、他のパスタソースを圧倒するほどに芳烈な香りが発しています。

味わいそのものは、さらりとした口あたりで醤油のなかに、牛とキノコをうまみをしこんだ繊細な和風味。
そして、不思議なことに、どことなく牛の切れ端を噛んだような味わいもひろがり口のなかが幸せにあふれかえります。
キノコは、ちいさくコリっとした食感をのこしています。噛むと、すこし醤油と日本酒、みりん、砂糖がしみこんだようなおつゆがたぷたぷと沁みでてきました。
よくをいえば、もうすこしだけキノコがでかければ完の璧なパスタソースだったなと。

野菜と一緒に食べると、野菜の新鮮な風味がふくらみます。
おいしく野菜を食べられるパスタソースともいえます。
旨辛ペペロンチーノ

鮮やかな緑のパセリと狐色に揚げられたニンニクのトッピングがついてきます。
骨法をはずさない、ていねいなお仕事。パセリとニンニクがあるか、ないか、それだけで5〇1があるか、ないか、それぐらいのテンションがかわってきます。
パセリは乾燥しても緑の焔のように軽快な香りを放出しています。
ニンニクの香りは、とてもひかえめ。お皿からこぼれだすような、つぎの日にのこるような強いニンニクの主張はありません。

ニンニクの雑味を削りきったような、ていねいに削ったえんぴつの芯のようにシャープなニンニクの香りです。
パスタを口にいれると、しっかりと乳化したようなトロンとしたオイリーな食感を実感できます。
ついで、清廉なパセリの香りが蛍火のように舞い、ニンニクの旨味がとぎすまされた槍の先のように飛びだしてきます。
それと、なにか、薄い旨味があるように感じました。
鶏でもないし、醤油でもない、なにか淡く、ひかえめで、それでいて舌を満足させるグルタミン酸的な透明な旨味がパスタソース全体にひろがっています。
ペペロンチーノパスタソースは、爆発的にうまい、とは思いません。けれども、ひと口食べると、ふた口目を食べたくなる後ろ髪をひかれるような魔味があります。
味が濃すぎない、けれども薄すぎない、日本の高級白米のように常食したくなる絶妙な主食です。
辛味はつよくなく、忘れたころにやってきて、気づいたら消えています。すこしの辛みのおかげで、口のなかが爽やかになり、そして、たまにニンニクのぱりッとした高音が口中に響きわたります。

納豆の陰険にしのんだ香りを、こうばしくする効果のあるパスタソースでもあります。
香るバジルソース

バジルがたっぷりといれられていることが容易に想像できる緑一色のパスタソース。
3メートル先からでも、バジルの香りが鼻孔にとどくほどに、爽やかな香りを発しています。

バジルソースをからめたパスタを口にいれると、バジルの若々しい香りが口いっぱいに元気にひろがります。
常識の範囲内のバジルの香りです。香水をつけすぎた夜の蝶よりも、健康的で気品あるバジルの風味が口中に充満します。
そして、緑の香りのしたには、薄い透明な旨味がしこまれています。
無色透明、なれども、バジルだけではない、旨味があると舌は感知しますが、その旨味の正体をつかもうとすればするほど夏の蜃気楼のようにとらえようがありません。
説明を読むとチーズということになっています。チーズのざらざらとした食感はなく、水に溶かしたように透明に明るい旨味です。
食べやすい、またアレンジしやすいバジルソースだと思いました。

シーフードとの相性がよいです。
洋風パスタソース
深味ミートソース

レトルトパウチのミートソースにありがちなチープでイミテーションなあの独特の匂いはありません。
熟したトマトをたっぷりと鍋に放りこみ、弱火でコトコトと煮つめ、トマトの重量を10分の1になるまで水分をとばした濃密な香りを放っているミートソースです。
トマトの重量級の香りのしたには、牛肉に鉄板で焼きめを漬けてから、赤いトマトの旨味のなかに沈めこんだような牛のあえかな風味も感じられます。

トマトと野菜を煮つめたような天然由来のパスタソースの粘度。
しっとりと湿潤に飛んだパスタソースは、心地よく優しい口あたりです。
水分を飛ばされきったトマトを口にいれた瞬間、味わいの大砲弾として炸裂します。
トマトの旨味が、花火のように四方八方にひろがります。トマトの旨味が活きていると実感しました。
ミートの味わいは、9割が赤身、1割が脂身といった健康的な味わいです。ミートボールをさらにミニマムにしたお肉の姿も見つけることができます。
トマトとミートの味わいのほかには、白いタマネギを透明になるまで丁寧にいりつけた味わいの中核をになう風味、5年ものの腰のすわった赤ワインのボルドーワインのようなどっしりとした味わい、さらに醤油やソースをちょっぴりと加えた企みのふかい味わいなどがあるように感じます。
それらの層がかさなり、味わいを厚く、深いものにしているのです。まさに、深味を冠するに値する味わいのかさねかたです。

お肉感がたりないときは、お肉をたせばいいじゃない。
ピリ辛スパイシーミート

すなおなトマトソースといった香りです。
ミート感はひかえめです。
トマトとニンニクだけでイタリアのマンマたちが作るような、オーソドックスにして伝統的なトマトソース。

パスタソースの粘度はやわらかく、細いパスタにいい塩梅にからみつきます。
トマトの形を絶妙な状態でのこしているパスタソースです。
トマトの果肉が熟れたように柔らかく、舌にしっとりと媚びるような食感をのこしています。
野菜を食べていると実感できます。
辛みはひかえめです。赤いパスタソースが、赤い舌にべっとりとひろがると、舌の表面の細胞1㎜ほどに効果がなくなりつつあるカイロのような温かみを感じます。
それが、辛さだとしばらくしてから気づくほどにマイルドな印象です。
ただ、唐辛子の赤い皮を黒くなる寸前まで焼いたような苦味と酸味があります。
その苦味と酸味のおかげで、赤いトマトソースを黒いシックな額縁に飾ったように、味わいがびしッとしまっています。
トマトソースの後味は、ひじょうにサッパリとしたものです。
辛みがたりないひとは追加する。なにか一味足りないと感じたかたはお好みの調味料をかけて食べる、自分ごのみに味わいをチューンナップすれば、赤いトマトソースの味わいは3倍にふくらむ、かも。
香るトマトバジル

これが、バジルのみどりの香りダとはしっかりとはわかりませんでした。
どことなくシーフードの香りをまとわせたトマトソースのように感じました。
ホタテとイカを焼いたような香りによく似ています。ホタテとイカに乾燥バジルをふりかけて焼いたような香り。

トマトだけを無水鍋でコトコトと煮つめたような穏やかな舌ざわり。
そして、乾燥させた緑のバジルのちくりとした酸味は、赤く熟したトマトソースのなかに息づいていました。
ぴんッと小さく跳ねるようなバジルの酸味は、トマトの甘味よりも酸味をひきだしています。
トマトソースの味わいは澄みわたるように明るく淡泊。
トマトソースの後味は、たいへんさっぱりとしたもので、トマトジュースを飲んだあとよりも口のなかが、きれいに爽快です。
バジルが嫌いなかたでも食べやすいトマトソース。クセがないトマトソースともいえます。
パンチがなく、爆発的な旨味にかけているといえます。

チーズやお肉、海鮮類などなど色々な食材とあわせやすいクセのないトマトソースです。
クリーミーカルボナーラ

とろりとした麗らかな乳製品の香りが、やわらかく皿のうえに広がっています。
チーズはハードタイプではなく、いくぶん柔らかく若い風味の白いチーズの香りによく似ていると思いました。
そして、牛のお乳の旨味の上澄みを凝縮させた生クリームのような香りがミックスされています。
燻製の香りはなく、本場のカルボナーラをリスペクトしています。
黒胡椒の刺激は、ほぼ皆無。お子様でも食べやすい刺激のカルボナーラです。

口あたりはデリケートに繊細。ふわりと地面に着地する忍者の足首のように柔らかい印象。
100gの乾パスタをゆでました。1袋では、すべてのパスタをおおいつくしておらず、パスタソースがいきわたらず、パスタどうしが固まってしまっているところもありました。
パスタソースは、チーズと乳製品のDNA配列のように見事に調和した旨味を実感できます。
その旨味は、どっしりとヘビーなものではありません。
食べていて、胸がむかむかするようなこってり感はなく、頭から尻尾まで飽きることなく美味しく食べることができます。
日本人の舌にミートさせた旨味を提供しつつ、日本人を疲れさせない絶妙なバランスのカルボナーラソースでした。

カルボナーラソースには、荒々しく新鮮な黒胡椒がついていました。
見逃していました。黒い胡椒をふりかけることで味がびしッとキマります。
龍やダルマに黒い眼をいれるように味がシャンとしまります。
濃厚海老トマトクリーム

このパスタソースを置いた部屋から外にでて、もどってくると、まるで空中に赤い海老が気持ちよさそうに泳いでいる姿が見えるほどに海老の気配が躍動しています。
海老の頭をむしり、そして海老の頭のなかのミソをちゅっとフライパンにしぼりだし、弱火で炒めたような香り、そのミソも5匹分はしぼりだしたであろう濃密な気配の香り。
すこしばかり若い白ワインも海老のミソに加えたような清い風味もあります。
そして、ていねいに練りあげた赤いトマトソースと、新鮮なミルクから作られた白い生クリームをエビのミソと混ぜあわせた複合的な香りがたちのぼっています。

パスタソースの粘度はやわらかめ、こってりとしておらず、ゆっくりとパスタにからみつきます。
パスタソースの舌ざわりは、クリーミーに肥えており、味わいはボリューミー。
まずは、海老の殻を焼いたようなかんばしい香りが景気よく鼻をぬけ、ついで白いクリームの膜におおわれた赤いトマトの端麗な味わいと、このパスタソースの味わいのミソとなる海老のミソの濃密できめこまかい味わいが、いやみなく実直にひろがります。
パスタソースの味わいは厚く濃い、けれども後味はさっぱりとしたものです。
海老がぴょこんと海面から飛びだすと、あとに残るのは月だけが海面をてらすような静けさです。
海老やトマト、クリームの味わいは、パスタを胃に落とすと、のこらず、もたれず消失します。
パスタ一皿のなかに、濃と淡、ふたつの味わいが実存しています。