この記事は、金ちゃんラーメンを食べた感想を書いている記事です。
昭和42年に金ちゃんラーメンは売りだされました。
いまどきの子どもたちは、昭和をしってるかな。
なんにせよ半世紀以上も日本人に愛されつづけた金ちゃんラーメン。
日本人の舌にミートしつづけてきた歴史をもつ袋ラーメンです。

いまの袋ラーメンの主流は、お湯400~450㏄でラーメンのスープを作ることがおおいです。

その点、金ちゃんラーメンは、いまも500㏄でスープを作るように書いています。
これは粉末スープの量をケチっていない証拠だと私は考えています。
いまの袋ラーメンは、粉末スープの量をケチり、少量の水でスープを作れるように調整している商品がおおいです。
金ちゃんラーメンは、たっぷりのスープを堪能できます。
その醤油と鶏だし、すこし黒胡椒系のやんわりとした刺激のあるスープは野菜との相性がよいです。
たっぷりの野菜を摂取できる健康的な袋ラーメンともいえます、金ちゃんラーメンは。
お値段も昭和からくらべると、さすがに高くなりました。
けれども、袋ラーメンのなかでは、もっとも低価格なランクに分類される価格を堅守しています。
昭和から令和まで、低価格で日本人の胃を満たしてきた金ちゃんラーメンを食べた感想を書いていきます。
有名ラーメン店の味をそのままご自宅にお取り寄せ金ちゃんラーメン 実食レビュー

つ~んと澄んだ醤油の香り。
どことなく夕暮れにむかい飛んでいくカラスのような郷愁と紅色と黒が混ざった夕暮れのような懐かしさを感じさせてくれる昭和の街角のかおりがひろがります。
だがし屋でかったカップ麺にお湯をそそいだような、屋台をおしラッパをふきならすラーメン屋が背負っているような、半日だけ出席した土曜日にかえってくると両親が用意してくれたラーメンのような懐かしい風景がよみがえってくる金ちゃんラーメンの香り。

鶏の骨のだし、柔らかい香辛料の刺激、日本の空港に漂っているといわれる醤油の香りの3本の味覚の柱が見事なバランスで調和しており、香りと味は、私が、私がと主張はつよくないけれども、しみじみと器をもち手のひらを温めたくなる穏やかな活力と深々とした静謐な旨みを堪能できます。
鶏の皮をゆっくりと炒めて抽出した鶏の脂を平均化した脂分。
清潔な鶏ガラを、ゆっくりコトコト動かさずに静かに煮つめた風味。
すこし醤油を鉄鍋で焦がしたような香り。
そして、黒胡椒のとがった刺激を削りに削りとり、マイルドにしたてあげた柔らかい香辛料の後味。
朝昼晩、四季をえらばずにいつでも食べやすい中庸な味わい。醤油でも鶏でもなく、金ちゃんラーメンのスープとしかいえない精妙な味わい。

金ちゃんのスープは、さまざな野菜とあわせるように作られていると愚考いたします。
冷蔵庫のなかに残っている野菜と一緒に金ちゃんラーメンを食べれば美味しく冷蔵庫の在庫を掃除できます。
麺と一緒に野菜をゆでるよりも、野菜は別に調理したあとに麺のうえにのせたほうが、味わいが濁らず、すっきりするので好きです。

麺はほそめ。長さは20㎝ほど。
麺の表面の舌触りはやわらかいです。かちッとしておらず、ふわりと関節のバネをきかし着地したように柔らかく着地します。
息をすいこむと、一気通貫に金ちゃんの麺は、舌のうえを勢いよく、とまることを知らず、食道へと我さきに駆けこみ、そのままとどまることなく胃に流れおちていきます。
金ちゃんの麺の表面はやわらかい。けれども、麺の内側は、小麦粉の分子と分子が、しっかりと結合しており、空気と水すらも侵入できないような堅実な歯ごたえ、弾力、コシがあります。
疲れていても食べやすく、それでいて一抹の麺の矜持ともいえるノドゴシがある金ちゃんの麺。
金ちゃんラーメン アレンジレシピ

金ちゃんラーメンのスープにコクがたりないと思われるかたがいらっしゃるかもしれない。
そんなときはチーズをくわるとよきです。
金ちゃんラーメンのスープにチーズが自然に溶けこみ、ナチュラルにスープの味わいが濃く厚くなります。
キャベツなどの野菜をくわえると甘味もアップ。

金ちゃんラーメンの鍋焼きうどん風。
鶏肉やほうれん草、ネギ、おあげなど和の食材も、どんッと金ちゃんラーメンはうけとめてくれます。
寒い日に体の芯から温めてくれる一杯。

ゆでた金ちゃんラーメンの麺を焼いた具材と混ぜあわせ、すこしの粉末スープをいれ炒めます。
粉末スープをいれすぎると塩辛くなります。味を確認しながら粉末スープをくわえてください。
しょうゆ焼きそばとして食べることができます。

また、ゆでた麺に油、できれば香りのよいゴマ油をまぶしつけ、粉末スープと混ぜあわせれば油そばとして食べれます。
アイディア次第で色々なメニューに変化する金ちゃんラーメン。
それもまた長年にわたり愛されつづけた理由なのかもしれません。



