この記事は、徳島製粉の金ちゃん鍋焼きうどん(天ぷらときつね)を食べた感想を書いています。

銀色のうすくて、軽い容器のなかに、うどんと具がはいっています。
用意するものはお湯と、コンロなどの火だけ。
雪がしんしんと降りつもる、底冷えするような寒い冬でも、あなたを体の芯から温めてくれます。

作り方は、銀色の容器からうどんと具をとりだし、お湯をいれ火にかけます。
そして、コトコトと煮るだけです。
天ぷらとおあげは、投入するタイミングがちがいます。説明書をしっかりとお読みください。
うどんをガチャガチャと動かすと切れます。自然にほぐれるまで手をださずに待ちましょう。
重量は200gオーバー(お湯ぬき)価格は1食150円ほどです。
金ちゃん鍋焼きうどんは、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで配送してくれます。
いそがしくて買い物にいけないひとも安心して、温かい鍋焼きうどんをおうちでたのしめます。
金ちゃん鍋焼天ぷらうどん 実食レビュー

ふわふわに柔らかく削られたかつおぶしのお湯で煮つめた香り。
そのお湯は、あらかじめ厚手の昆布をつけこみ味わいを厚くしたもの。
調味料である、醤油などの量はひかえめ。あくまでアクセント程度。かつおと昆布をいかすために、味を調整するために加えられた醤油。
だしの色は澄みきり、かつおと昆布の旨味が手をとりあい悠遊と舞っている居心地のよい香りが、白い湯気にとけこんでおり鼻孔をたのしませてくれます。
そこに清潔な油でしっかりと揚げた海老のかんばしい香りが腰をまげ愉しそうに飛びはねています。
おつゆは、かつおのお吸い物。それもすこし旨味をおさえ、飲みやすくしています。
かつおの旨味の主張をおさえることで、飲んでいても疲れない味に調整されています。
おつゆをゴクゴクと飲むことで、食道と胃をしっかりと温められるんです。
王道なおつゆのお味です。お好みの調味料をくわえたり、ネギなどの薬味を追加したりと味わいを調整できる余地があります。

うどんの表面は、すこし柔らかく、角もすこし丸く、舌にしっとりと艶のあるものでした。
しっかりとグルテンは形成されています。うどんを噛んだ印象は、やわらかい白玉団子といった印象で、むにむに、もにもに、むちむちした噛みごたえ。
淡泊な白い噛みごたえのうどんと、うすい黄金色のおつゆの相性は滅法界よいものです。
そして、柔らかいうどんと、しっかと揚げられ、軽妙で軽快な音をたてる天ぷらとの対比も心地よく愉しいです。
金ちゃん鍋焼きつねうどん 実食レビュー

かつおと昆布の黄金のコンビの香り、そして味醂(みりん)の甘い香りが白い湯気に浸透しています。
味醂だけではなく、おあげを煮たときの砂糖の甘みもすこし混ざりあっているように感じられます。
おいなりさんの横に、西日本風のうどんの器を置いたような香りによく似ているなと思いました。
はんなりとした甘味をまずは味蕾でかんじとれます。そのあとに林のごとく静かにかつおと昆布の旨味が浸透してきます。
そして、ほんのりとおあげの端っこを焦がしたようなチクりとした苦味があり、そのおかげで後味はさっぱりとしています。

おあげは、食べやすい太さと大きさ。しっかりと味がついており、噛むたびに、じゅわんと音が聴こえるほどに雄大な味がしみでてきます。

うどんは同じものかと思いきや、私の舌で感知するところでは、滑らかで、角がしっかりとたっており、四国系のうどんにちかいノドゴシと噛みごたえのうどんのように感じられました。
うどんを歯で噛もうとすると逃げてしまう、それほどに滑らか。
うどんの表面は、しっかりとした質感で水分がすくなく剛健。
うどんの内側は、ふわりと鳥が地面に着地するように柔らかく湿潤。
二重構造のうどんでした。
そんなことを書きながら、もしかしたら、おなじうどんかもしれません、鍋焼きうどんの。


