この記事は、キューピーのあえるパスタソース バジルとツナマヨを食べた感想を書いています。

1袋で2食分のパスタをつくれます。

作り方は、とてもかんたん。パスタをゆでる、パスタソースの袋をあける、パスタとパスタソースを混ぜあわせるだけ。
パスタをゆでるお湯に塩をくわなくても、ソースの味わいだけで十分おいしくパスタを食べることができました。
薄味でも大丈夫ってかたは、乾パスタ200gの味わいをまかなえるほどに、しっかりと充実した味わいのパスタソースだと思いました。
パスタソースの味わいは、日本人の舌にあわせたものです。とがっておらずマイルド。8割の日本人にうけいれられる味わいに調整されています。
また、毎日食べても(ちょっといいすぎか)あきにくいパスタソースでもあると思いました。
さらに、パスタソースとパスタをしっかりと混ぜあわせておくと、時間がたってもくっつきにくいです。
パスタをお弁当などにいれ、あとから食べるときに重宝するパスタソースでもあります。
パスタソース1食のお値段は、100円ちょっとです。
キューピー あえるパスタソース カルボナーラ

南国のフルーツによくにた鮮やかな甘味をふくんだチーズの香りが、パスタの熱と混ざりあい器のうえに充満しています。
パスタソースを温めずに、あえるだけで大丈夫なのか、そんな不安はありました。

まったく問題ありませんでした。しっかりとパスタに艶やかなソースはまとわりつき、さらに一抹の冷たさもなく、いい塩梅の温泉のようにぬくぬくな温度でした。
濃厚と書かれています。印象としては、淡泊、淡麗、さらりとして食べやすく、胃がもたれず、つかれにくいカルボナーラだと思いました。
チーズよりも牛乳と卵黄でつくったように、とろりとしつつ清涼な味わいです。そして、青いパパイヤや、すこし早摘みの果肉のように健康的な甘味が口中にひろがります。
口中に濃密な味わいが、いつまでもこびりつくタイプではなく、グラスのふちについたビールの泡が音もなく消えるようにカルボナーラの後味はさっぱりとしています。
疲れていても、バテてていても食べやすいカルボナーラです。

黒胡椒の刺激とベーコンの味わいはひかえめ。がっつりで自分できかせることで、龍やダルマに眼をいれるようにばしッと味がキマリます。
キューピー あえるパスタソース たらこ

ほかほかの白いごはんのうえに、小さい魚卵をのせたときに、わきあがる香りが、ポップコーンがはじけるように元気よく鼻のなかに飛びこんできます。
魚卵の匂いが苦手なひとは飛んでにげる、魚卵好きなひとはニッコリと微笑む。それほどに魚卵の主張がつよいです。黒い海藻よりも、赤い魚卵の景気のよい声のほうがおおきいです。

天然のたらこを熱したように自然な白さ。写真ではわかりにくいですが、透明なオイルにすこしマヨネーズをくわえたような透明よりもいくばくか白いソースがしっかりとパスタにまとわりついています。
たらこのぷちッとした食感はあえかにあります。ひかえめな主張です。
マヨネーズを少量をくわえたような、おっとりとした風味があり、味わいを立体的にしています。
さらに魚醤をくわえているような印象をうけました。強烈な下品な匂いを発するB級品ではなく、愛くるしい姿の白身魚のはたはた作った魚醤のように高貴で清楚な印象の魚醤が使われているように感じました。
かすかに、昆布茶をくわえたような下味もあります。
魚卵と魚醤の香り、風味、旨味がまじわり、宇宙を顕現させるほどに充実したテイストの爆発がおこります。
お上品でありながら、腰のはいった旨みの正拳突きを華麗にくりだしてくる豪壮なたらこパスタソース。

うどんとの相性もよき。
キューピー あえるパスタソース ミートソース

かんかんに火で炙り白い煙をたてている黒い鉄板で牛肉の塊を焼いたような威勢のよい香りが走りまわっています。
さらに、新鮮なトマトをたっぷりと寸胴の鍋にくわえ、トマトの重量が十分の一になるほどまで煮つめた濃厚で充実した香りがただよっています。

しっかりとパスタを赤い旨みに染めてくれるミートソース。
トマト由来の甘味がつよい、一口目は甘すぎると感じられました。
けれども、青いトマトによく似た酸味、さらに赤ワインのタンニンの苦みのおかげか後味はすっきりとしたものです。
ひとくちパスタを食べると、トマトの皮をつきやぶるようなグルタミン酸の旨みが波のようにひろがり、その波のうえには牛肉を焼いたときの油がのり、旨味タッグトーナメント決勝戦に、必ずのこるであろう鉄板の組みあわせの味わいが縦横無尽に暴れまわります。
チープなミートソースにあるニセモノ感はなく、あくまでトマトを煮て、肉を焼いたナチュラルな味わい。
ただし、お肉の姿はちいさいものでした。お好みでチーズや辛味をくわえ、あなたごのみのミートソースに変化させる愉しみもあります。

ごはんにのせれば、ミートドリアにもなります。
キューピー あえるパスタソース バジル 実食レビュー

バジルの香り、爽やかなエッセンスをふくんだ、イタリア料理にかかせない香草のひとつである緑の微粒子が皿のうえで輪になって踊っています。
乾燥しておらず、湿気ておらず、オイルのなかに新鮮という香りを封じこめた、いま裏庭でつんだばかりといいたくなるほどにフレッシュで活き活きとしたバジルの香りが炸裂しています。
バジルの香りは、実感できる、けれども、それは押しつけがましくなく、あるていど自制のきいた香りであり、バジルの香りになれていない日本人でも食べやすい絶妙なラインです。

舌のうえにパスタをのせると、バジルの葉の食感がさわさわと味蕾を刺激します。
パスタの量にもよるのでしょうが、オイリーで湿潤に飛んでおり、つるりとした舌ざわりです。
バジルの緑の香りのあとに、白い塩の味わいがやってきます。塩の原石ではなく、牛乳に塩をたっぷりといれ熟成させたハードタイプのチーズの味わいによく似ています。
わかりやすいところでは、ミートソースにかける白い粉タイプのチーズをもうすこし乾燥させ、味わいを凝縮させたものに似ています。
白いチーズの旨み、さらりとしたクセのないオイルの味わい、そしてかすかにナッツ系のオイリーのフレーバーも混ざっており、しっかりとした充実したパスタソースです。
食べているあいだじゅう、バジルのアロマが口の中に満ちているので、旨味をしっかりと感じつつも、こってりとした印象はなく乾燥した空気をたっぷりと浴びれる標高2000メートルの草原にたっているように爽やかな後味です。

バジルソースとして活用できるソースでございます。
ツナマヨ

うん、これツナマヨだ。そんな感想しかでてこない、安定のツナマヨの香りです。
黒い海苔の風味が、つんつく舞っています。
いやな匂いはなく、新鮮なツナです。
海鮮とマヨネーズの組みあわせ、イチゴとあんこのように意外と思われつつも、いつのまにやら、日本人の舌によりそうように、はきふるしたジーパンのように自然に溶けこんだツナマヨ味。
そうそうカツオのたたきに、マヨネーズもいけまっせ。さて話をツナマヨにもどしましょう。

マヨネーズよりも粘度はかるいです。パスタとからませやすいです。
口あたりはソフト。カルボナーラから卵黄とチーズをぬいたような味わい。
そして、マヨネーズのベールを一枚めくると、ツナの味わいがバショウカジキのように吶喊してきます。
ツナなんてどこにはいっているのでしょうか、と思いました。食べると納得しました。ツナの風味は、忍者のようにマヨネーズの底にひめられていました。
姿は見えずとも、しっかりとツナの味わいを実感できます。
また、ツナ缶にはいっているDNAたっぷりといいたくなる透明な汁もくわえられているようで味わいが豊かであります。


ツナ缶とマヨネーズをかけあわせたようなパスタソース。いろいろな料理につかいやすいと思います。
キューピー あえるパスタソース きのこバター醤油

説明する必要がありません。なろう小説のようにタイトルですべて説明されています。
フライパンにバターをいれ、弱火でじゅわじゅわとバターを溶かし、ちいさい泡がたちだしたころに、3種類のきのこをフライパンにいれ、ちゃっちゃっと手早くバターと混ぜあわせるように炒め、きのこがしんなりとしたころあいをみはからい、黒い醤油を鍋肌にしゃっとまわしいれる。

そんな味と香りのパスタソースです。
きのこは、すこし佃煮のように甘く煮つめられているように感じました。
バターをいれているけれども、パスタソースそのものは、さらさらでのびがよいです。
そして、ふしぎなことに、薄い牛肉を焼いたような風味もありました。きのこと牛肉鍋のように豪華な味わいです。

きのことバター、醤油は、野菜との相性がよいです。おいしく食物繊維をたっぷりと摂取できるパスタソースといえます。