この記事は、グリーンキューピーの植物生まれのパスタソースのボロネーゼとカルボナーラを食べた感想を書いている記事です。
環境対策の最前線においしいパスタソースあり。
キューピーの技術の粋をあつめたパスタソースは、あれ、ほんとに、お肉や卵がはいっていないの、と驚かされました。


厳密にベジタリアンなパスタソースかは、ちょっとわかりません。牛肉や鶏卵ではなく、植物性の(大豆など)で作られた精進パスタソースといえます。
鶏卵がはいっていません。卵アレルギーのかたでも食べられます。
牛が鶏が、温室ガスの原因ダといろいろと騒がれている時代です。そうはいうても、おいしいもんを食べたいと思うのが人情でござんす。
レトルトのパスタソースとしてジャッジするのであれば、ボロネーゼは牛肉や豚肉をいれずともグリーンキューピーのレトルトで十分である、と思いました。
カルボナーラは、淡泊、淡麗な味わいです。
ひとによっては、コクが足りないと思われるかたもでてくるだろうと思いました。乳牛やチーズに恋こがれる結果をひきおこす可能性あり。

そんなときは、かつて黄金とおなじ価値をほこっていた黒胡椒をたっぷりとふかければコクをおぎなえます。

植物生まれのパスタソースは、1袋に二人分のパスタソースがはいっています。
植物生まれのパスタソースは、ゆでたパスタに混ぜあわせるだけで食べられるんです。料理つくりに失敗する可能性が低く食品ロスに貢献できます。
自然環境の最前線、いまからはじめられる食べる環境対策の最善手グリーンキューピーのパスタソース。
植物生まれのボロネーゼ

タマネギを10個ほど刻み、鉄のフライパンでじっくりと炒めた香り成分が、大気に充満しています。
そのつぎにトマトの果肉だけをコトコトと煮つめきった熟した香りあり。
さいごに、キノコを乾燥させ、粉末状にした風味が静かにただよっています。
トマトの酸味、それと若い赤ワインのような元気な酸味も感じとれます。
つやつやとしたソース。トマトを液状にしたトロトロのソース。肉からの摂取するゼラチンはいれられていません。
けれども、口あたりはボロネーゼそのものです。すこし口あたりの軽いボロネーゼです。
パスタを口にいれると、トマトとタマネギ、野菜の旨みツートップの味わいが、はじけ飛びます。
ついでガーリックのゆるやか風味があり、味わいに奥行きがあります。
トマトとオニオン、キノコの風味を複合的にかさねあわせたベジタブルのミルフィーユな旨み、さらにガーリックの風味がありバラエティーに飛び、しっかりと舌が満足、充足できるボロネーゼです。
赤ワインの酸味と苦味があり、口あたりは、たいへんスッキリとしたものです。
具のほうは、ころころとしたニンジンと、よくよく観察すると見つけることができる大豆から作られたお肉もどきを見つけることができます。
お肉もどきのなかには、オイスターソースやデミグラスソースをしみこませような、たくらみの深い味わいがしのんでいます。
お肉もどきは、カップなラーメンの謎肉ほど大きくし、存在感をだしてもよかったのではと思いました。

ドリアにもつかえます。ただし、チーズをうえにのせると。
植物生まれのカルボナーラ

カルボナーラらしい艶があります。
卵黄とチーズでつくられたカルボナーラのように、しっとりとした色気があります。ちょいと黒胡椒がすくなめだなと思いました。
カルボナーラソースがからんだパスタを口にちかづけると、一瞬ベーコンを焼いたような香りがわきたちました。
いったい、どこにベーコンがあるのだろうかと、パスタを眺めますが、肉のひとかけらも見つけられません。
ガーリックと砂糖が焦げたところに、ちょいとマッシュルームの粉末をふりかけ、さらに炒めたような香りが黄金のソースのなかにあります。
その香りががベーコンの香りによく似ているのです。
さらに、大豆、もしくはアーモンドを煎ったような香りも感じられます。
口あたりは、熟練のシェフがつくったカルボナーラそのもの。ダマなどは一切なく、舌のうえをゆっくりとしたたり落ちる媚びがあります。
これが、卵黄でなくて、いったいなんなんだろうか、と思うほどに、かぎりなく卵黄にちかい味わいです。
十二分にカルボナーラしていると思います。
ただ、やはり、乳牛を熟成させたあの味わいとコクには、あと一歩とどいていないとように感じました。
ひとによっては、あぁ、白いチーズをたっぷりとふりかけてやりてぇなと思われるかもしれません。チーズへの望郷を回顧するかもしれません。
いいかえると、植物生まれのカルボナーラは、あっさりと淡泊、淡麗で野暮ったくないカルボナーラで、疲れていても食べやすいといえます。
コクをたすのではなく、黒胡椒の刺激でおおい隠すと、瀟洒なイタリアンレストランで提供されるようなカルボナーラの味わいにちかづきます。