この記事は、『 食檄のソーマ 』21巻に登場する豪雪うどんを、できるだけ再現した感想を書いている記事です。
ジャガイモのパワーを感じられるうどんです。トッピングのいももちは、もちもちむっちりです。
パスタマシーンを使いうどんは製麺しました。
豪雪うどんの材料(2~3人分)
豪雪うどんの材料
- 中力粉:100g
- じゃがいも:100g
- 水:80g
- 塩:4g
- 打ち粉:適量
作中では、中力粉ではなく片栗粉を使用。
使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。
トッピングの材料
- じゃがいも:1個
- 片栗粉:適量
- 塩:1g~2gほど
- サラダ油:適量
- 大葉や海苔
豪雪うどんの調理工程
- 蒸しつぶしたジャガイモと中力粉、塩、水を混ぜあわせる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- 豪雪うどんの出来上がり
うどんの作り方【 写真あり 】
蒸しつぶしたジャガイモと中力粉、塩、水を混ぜあわせる

ジャガイモの皮をむき、ちいさく切り電子レンジにかけられる容器にいれる。すこしの水をいれ、ふわっとフタをしたのち電子レンジにかける。
竹串をジャガイモに刺し、スーッとささる硬さになるまで電子レンジにかける。

ジャガイモがあつあつのうちに、マッシャーなどで細かくつぶしておく。
いももち用のジャガイモも一緒に調理しておくとスムーズに調理作業をこなせる。

中力粉:100gと、水:80g、塩:4gをボウルにいれる。
蒸しつぶしたジャガイモ:100gもくわえる。のこったジャガイモは、いももち用につかうと経済的でよい。

混ぜはじめは中力粉と液体が混ざりあい粘土状になる。手で混ぜるとくっついてしまう。さいばしやゴムベラを使って混ぜるとよい。
粉と水分を混ぜる専門の調理器具をつかい混ぜた。手で混ぜるように素早く混ぜることができる。

中力粉全体に水分がいきわたり、しっとりと3mm~5mmほどの粒状になれば手をつかい粉をまとめていく。
粒状にならないときは、すこしずつ生地に水をたし混ぜあわせる。

粉をボウルにおしつけたり、のばしたり、ひとつの塊にまとめ、形をととのえる。
生地を寝かせる。寝かせると生地ぜんたいに水分がまわり滑らかになりコシもでる。
寝かせているあいだに、生地が乾燥しないようにサランラップをまいておく。
粉のまぜかた参考動画
生地をパスタマシーンでのばす

生地を作業台にとりだす。パスタマシーンもセットしておく。
パスタマシーンに通ることができる薄さに生地をのばす。めん棒や手をつかい5mmほどになるまで生地をのばす。
パスタマシーンのダイヤルは、一番ブ厚くのばすダイヤルにあわせる、のばした生地をパスタマシーンに通す。

のばした生地をパタンとふたつに折りたたむ。

折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンに通す。パスタマシーンに通す、折りたたむ、通す、一連の作業をくり返すと生地が滑らかになる。

なめらかになった生地をお好みの薄さにのばす。食べやすい長さに切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る

パスタマシーンにカッター(生地を切る調理器具)とガイド(生地を固定する調理器具)をとりつける。
打ち粉をふった生地の先端をカッターにあわせ、パスタマシーンとガイドのうえにおく。

カッターにハンドルをとりつけ、くるくると回す。生地がカッターをとおり、うどんになって落ちてくる。手でうけとるか、清潔な器でキャッチする。

すべての生地をカッターにとおす。
うどんをすぐにゆでないときは、くっつかないように打ち粉をふっておく。
半日以上放置するときは、キッチンペーパーをひいた密閉できるようにいれる。冷暗所にいれておく。1日を目安に食べきる。
生地を切る動画
いももちの作り方

蒸しつぶしたジャガイモに塩:1g~2gと片栗粉をくわえる。この片栗粉の量がむずかしい。ジャガイモをねりながら、すこしづつ片栗粉をたし、こね、様子を見て、片栗粉をたしていくとよい。

硬めの食感が好きな人は、片栗粉をおおくいれる。柔らかい食感が好きな人は、片栗粉はすくなめに。
ねったジャガイモをコロッケのようなダ円形にととのえる。

サラダ油をひいたフライパンで両面を焼く。ジャガイモの厚みがありすぎると火がとおりにくい。中央をへこます。もしくは、水を少しいれ、フタをしてから蒸し焼きにするとよい。
豪雪うどんを食べる

うどん:100gにお湯1リットルから2リットルを用意する。
ぼこぼこと沸騰させたお湯に、うどんを鍋にいれる。ゆであがる時間は粉の種類や太さ、お湯の温度でかわってくる。ゆで加減をチェックしながらゆでよう。

お好みのゆで加減になれば、うどんをザルなどにとり、冷水でヌメりをとり、表面をしめる。
うどんをもう1度お湯にいれ温める。
出汁は、カツオ出汁やコンブでとったお汁に、すりおろしたジャガイモをいれトロミをつける。そして、麺つゆや醤油で味をととのえる。

こんがりと焼いたもちいも、揚げた紫蘇や海苔もトッピングする。
ズズっとトロミのあるお汁をすする。天津飯やカニ玉のようにお汁がさめず、ジャガイモのデンプンの旨味と昆布やカツオ出汁との相性もよい。うどんにもよくお汁がからみつく。
もちもちいもは、パリッとした食感がはじめにくる。焦げめのある鶏皮のような下には、むっちりとしたジャガイモよりも、もっちりしたパワーがしこまれている。ジャガイモと片栗粉だけで、もちもちの食感になるとは驚きである。
うどんは、すこし透明のように視える。ジャガイモのデンプンの効果だろうか。ジャガイモがうどんに力強さを、中力粉がうどんに滑らかさを。今回は中力粉でつくったが、作中では、片栗粉で作られていた。もっともっと、跳ねるほどのコシのあるうどんになるだろう。
うどんを作って食べた感想【 まとめ 】
『 食檄のソーマ 』の豪雪うどんは、ジャガイモを蒸しつぶして作るうどんでした。
ジャガイモを蒸す手間は増えますが、中力粉だけでは演出できないパワーとコシのあるうどんです。中力粉のかわりに片栗粉を使えばもっとコシがでると思います。
ジャガイモを消費できるレシピです。ただ、米やパンと比べると、ジャガイモの炭水化物は少なめです。ダイエットにむいているかもしれません、自己責任で。
ジャガイモは日本のあちらこちらで買えます。しかし、ジャガイモをねりこんだうどんは、あまり見かけません。であるならば、ご自宅でつくるしかありません。
パスタマシーンを使えば、うどんの幅と厚さを均一に切ることができます、素人でも。
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