この記事は、日清食品のブラックチキンラーメンを食べた感想を書いています。
黒い稲妻のような鮮烈な香りが、たちのぼる一杯です。
ふつうのチキンラーメンにある、チープ感がなくなり、ノーブルな印象をうける黒色。
ひとくち、ふたくちで飽きることなく、最後までぺろりと美味しく食べられました。
カレーや黒胡椒の香りが、好きなひとは、ノーマルよりもブラックのほうを好むと思います。

作り方は、麺を器にいれ、粉末スープをふりいれてお湯をいれて待つだけです。
ちなみにブラックは、季節限定の商品のようです。すこしでも興味をもたれたかたは、味方ときはすぐに買い物カゴに放りこむとチャンスを逃します。
人気&有名店のラーメン・つけ麺をお取り寄せ 宅麺.comブラックチキンラーメン 実食レビュー

黒一色。
黒をこのんだ茶聖・千利休であれば、これはけっこうなお点前です、と思わずつぶやいてしまうほどに落ちついた印象をうける黒色。
落ちついていないのは香りです。
つんつんと活きた香辛料の香りが、元気よく、威勢よく、はげしく、器のうえを飛びまわっています。
黒胡椒の辛味をぬいたような刺激的な香り。さらに肉の臭みをおさえるクローブなど、カリー料理にはいっている香辛料の香りも感じられます。
まるで黒胡椒や黒い香辛料を削ったものをダイレクトにスープにいれたような色。
けれども、スープはざらりとしておらず、つるりと滑らかな舌触りです。
スープを飲んだ瞬間に、鋭角的でシャープな黒い稲妻にもよく似た香りが四方八方に飛びちり、かけめぐります。
カレーのウコンをぬいたような刺激的な味わい。
もちろん、チキンラーメンといえばのチキンの風味はあります。
けれども、香辛料の印象のほうがつよく、チキンは隠し味になっています。
チキンラーメンのあのスープが苦手なひとでも飲みやすいスープです。
そして、黒い香りに注目していると、唐辛子を触った手で、舌にふれたときのように、じんわりとした辛味がひろがります。
突発的な辛味ではなく、紙に液体をこぼしたように悠遊とした辛味です。

麺にかんしては、いつものと同じやつだと思います。
ただ、なんとなく麺の量がおおく、おなかがしっかりと膨れました。スパイスのおかげか、単純に麺がおおかったのか、それは謎のままです。
ブラックチキンラーメン アレンジレシピ

ブラックチキンラーメンは、卵との相性はいいのはもちろん、チーズなどの乳製品との相性もよいです。
さらに、黒胡椒をふりかけ、スパイシー感をましましにするのも面白いです。
そして、ラーメンにのせられる野菜との相性もよき。たっぷりの野菜をおいしく食べ、体のなかから健康的になる可能性をひめたブラック。

米と一緒に炒めれば、めずらしい黒いチャーハンを作れます。
スパイシーかつ、見ためのインパクトつよめのチャーハンです。
さらに、お米をくわえていますので、しっかりとお腹を満たすことができます。


