バリラ スパゲッティ No.5を食べた感想を書いています。
やっと出会えた、口にふくんだ瞬間にわかる巨大な存在感。

歯ごたえ最高、ぶるんと音が聴こえるほどにスパゲッティが躍動します。
そして、しっかりとデュラムセモリナ粉の甘味を実感できます。
イタリアで、もっとも愛されているパスタメーカーのひとつといわれるバリラ。
なっとくの高品質のスパゲッティでした。

エコな紙パックにいれられているバリアです。

できればしっかりと開封したパックにいれたほうが衛生的においしく最後まで食べることができます。

バリラ スパゲッティ No.5のゆで時間は10分。
見ため以上にふとい食感のパスタです。
そんなにゆで時間ながいの待ってられない。わかります、いまの日本は忙しすぎる。

そんなときは、水につけておきましょう。ゆで時間を短縮できます。
そして、水につけておくと生感、つまり生パスタのようにむっちりと張りきったパスタになります。
バリラ スパゲッティ No.5をつかったパスタも紹介しています。
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バリラ スパゲッティ No.5 実食レビュー

バリラ スパゲッティ No.5は、塩だけで食べられます。
ふとめのスパゲッティだからなのか、熟した黄金色の小麦の風味が白い湯気にのりたちのぼってきます。
まるで新米の炊き立てをおかれたときのように、心がわきたつ香りをまきあげているバリラ スパゲッティ No.5。

フォークで巻きあげると、スパゲッティのはしっこがバネのように弾かれ飛びあがります。
ソースが飛びちらないようにお気をつけください。
ひとすじの傷もない精悍なスパゲッティの表面。
つやつやと鏡面のように磨きあげられたスパゲッティは、陽光を陽気に乱反射させています。
写真からでわかるでしょうか、一般的なスパゲッティよりも腰回りがふとましいです。
口のなかにスパゲッティをいれると、舌のセンサーが、しっかりとスパゲッティの輪郭をキャッチするほどに存在感があり、スパゲッティの重さをしかと体感できます。
口のなかには、まるで小麦を蒸したような湿潤にとんだ風味がふくらみます。
塩や香辛料をまぶすことで、さらにその小麦の風味は魔術のように馥郁とひろがり、あぁ、デュラムセモリナ粉ってこんな味をしているんだ、とはじめてしっかりと記憶できました。
スパゲッティを奥歯で噛むと、まるで短距離走者がスタートした瞬間のように切断面が飛びはねます。
ぷつん、ぶりん、ぱちんと口のなかで様々な擬音が飛び跳ね、陽気に踊りだします。
たしかな歯ごたえ。この歯ごたえに匹敵するスパゲッティを見つけるのは困難をきわめるでしょう。
そしてスパゲッティをしっかりと噛んでいると、デュラムセモリナ粉のあえかな滋味がしみでてきます。
いろいろなパスタソースにあわせやすい王道中の王道のバリラ スパゲッティ No.5。
それでいてパスタソースの味にひけをとらない味わいのポテンシャルをひめているバリラ スパゲッティ No.5でした。
価格は、500gで400円以下。
主食にしても財布へのダメージは軽微。
おいしくて家計にもやさしいバリラ スパゲッティ No.5さん。
バリラ スパゲッティ No.5 レシピ
ペペロンチーノ

ニンニクのあの料理界の根幹をなす香り。
唐辛子のオーソドックスな辛味。
そして、ニンニクと唐辛子に負けない黄金のキラメキ。
いつものペペロンチーノの味わいがゆたかに。
トマトソース

トマトのグルタミン酸の旨味をたっぷりとまとったバリラ スパゲッティ No.5。
赤いマントのしたには、しっかりとマッスルな食感と風味をひめています。

唐辛子の鷹の爪のようなするどい辛みをどっしりとうけとめています。
辛味をしっかりと舌で実感できました。
バジルソース

イタリアの国旗の三色中、二色がそろったパスタ。
緑のバジル。そして、白のバリラ スパゲッティ No.5。白というよりは黄金色ではありますが。
芳烈なバジルの香りがたちあがります。
さらにスパゲッティの弾力が、その香りをバレーのボールのように愉快にはねあげています。
チーズソース

チーズと黒胡椒でつくる伝統的なパスタソース。
さすがに、このタッグのまえではデュラムセモリナ粉の風味はかき消えています。
けれども、ねっとりしたソースのしたから勃起するような元気な食感は健在です。
ミニトマトとアンチョビソース

ミニトマトとニンニク、アンチョビソースを弱火でいため、ゆでたバリラ スパゲッティ No.5と混ぜあわせた鉄板レシピ。
トマトのグルタミン酸の旨味と、海の旨味の最小単位が熟した豊かな風味の共演。そして、その豊かな味わいをどっしりと受け止める黄金のパスタ。
ベーコンとゴボウのパスタ

豚の脂、西洋のカツオ節ともいえる味の濃いベーコンを旨味をどっしりと身にまとったパスタの味わいはゴージャス。
そして、土に埋まっていた根野菜の滋味との相性もよいバリラ スパゲッティ No.5。
ゆで卵パスタ

ゆで卵をつぶしたものとマヨネーズ、黒胡椒、パセリと混ぜ合わせました。
そこにバリラ スパゲッティ No.5を混ぜいれるだけで、卵が孵化してしまうような旨味の勢いがありつつも、やわらかい印象の一皿を作れます。
ツナマヨ

しっとりとしたツナマヨネーズを、熱をたくわえたスパゲッティが温かく抱擁します。
いけない恋におちるような関係。
おいしさの三角関係。
たらこスパゲッティ

ぷちぷちとした旨味の最小単位をまとった龍のように雄大なバリラ スパゲッティ No.5。
微小な食感と、ごく太な弾力のみごとな対比。
おっとりと落ちついた気分になる一皿です。
ナポリタン

イタリア人が、激怒するという曰くつきのレシピ。
満点はだせないけども、八割ちかくの欲求を満たしてくれる日本人の郷愁にミートするパスタレシピ。
しっかりと歯ごたえをのこした野菜の食感に負けないバリラ スパゲッティ No.5。
納豆パスタ

日本の主食である地位を長年にわたり確保してきた白米の価格が、ロケットが飛ぶように跳ねあがった。
そんないま、イタリアの主食にシフトするとお財布が軽くなるのをふせげます。
また、陰気な納豆の匂いと、陽気なバリラ スパゲッティ No.5との相性は意外にもよいものです。