この記事は、ケンミン食品の米粉専家 ベトナム風フォーを食べた感想を書いています。
日本にいながら、まるでベトナムの屋台のまえに座りすすりあげるフォー気分をおうちでたのしめます。
淡麗とは、このチキンスープのためにある言葉である、と確信してしまうほどに、さらりとした味わい。
けっして、水っぽい、しゃばしゃばしているというわけではありません。
なんなら白濁した旨味のもとは、かき混ぜないと器の底にしずみます。
旨味はしっかりと感じられる。けども、さらりとしており、ちゅるりと飲みつづけられる異様に淡泊なスープです。
米粉でつくられた幅広の麺は、向こうがわが見えるほどに滑らか。
淡泊なスープと一緒に、かすみを喰うがごとく、つるりとすすりあげることができます。

米麺とスープの素がついてきます。
お湯で米麺をゆでる。このときにお好みの具をくわえると味わいがにぎやかになります。
そしてつけくわえるならば、地球上にあるほとんどの食材とミートするチキンスープです。
野菜、お肉、魚、いろいろなものをくわえ健康を美味しく食べましょう。
あと、お好みの調味料を用意しておきましょう。
辛味、酸味、シビレ、魚醤などなど。
きっとあなた好みの味わいに変化してくれる素直なスープと麺です。

米粉専家 ベトナム風フォー 実食レビュー

米粉専家 ベトナム風フォーの香りは、魯山人クラスでなければ、これがフォーのスープの香りだと認識できない、と思います。
のせられているトッピングのスープの香りのなかに内気に隠れています。
たっぷりのお湯をわかし、鶏肉と鶏ガラをゆっくりとしずめこみ、保温調理したような白濁した色のスウープです。
澄みわたりきった鶏の骨の味わいがベースになっています。
口あたりは、さらりとして、水のごとし。すこしアルコールを飛ばしきった朗らかな甘みもあるように感じました。
脂っぽさは、ひとかけもありません。鶏の旨味は、舌の味蕾で実感できるのに。
鶏の血や灰汁を徹底的にとりさった澄みきり明るいスープ。
鶏だけではなく、魚醤的(まったく臭くない)な魚介類の旨味もしこまれているように感じました。
そして、鶏の淡泊さに拍車をかけるのが、東南アジア系のレモンほどに酸っぱくないスパイスの酸味、苦味があり後味は、たいへんさっぱりとしています。
清潔、清廉、潔白。鶏だしの純粋な上澄みだけをつかい作りあげた水よりも飲みやすいスープともいえます。

鶏肉など動物的な肉だけではなく、魚介類との相性もよいです。
さらに、このスープにあわせられない野菜を見つけることがむずかしいと考えてしまうほどに、いろいろな野菜との相性のよいスープでもあります。
なんならスープだけで別売りしてもらいたい、までありますね。

白い幅広の麺。
麺の向こうがわが見えるほどに、はかなげで、うすい。
つるりとした麺の表面。その表面には、いくらかスープがからみつきやすい、微細な穴があいているような食感がありました。
そして、ひゅっと口をすぼめるだけで、幅広麺なのに、シラウオのように滑らかに口中にしのびこんできます。
麺は柔らかめの噛みごたえ。食べていて神経もアゴも疲れない優しい麺です。
考えてみるとスープも優しい味わいといえます。
米粉専家 ベトナム風フォーは、優しさで作られた一杯です。

