この記事は、東珍康監修 尾道ラーメン 背脂醤油を食べた感想を書いています。
昭和から平成、令和と、尾道でずっと営業している東珍康が監修した尾道ラーメンです。
世代を超えて長く愛されつづけるラーメンをおうちで愉しむことができます。
背脂ときくと、ぎとぎとの脂がうき、胃がもたれはててしまう。そのような暴力的な脂はいれられていません。
あくまでスープを温柔にするためにくわえられているだけで、甘めの醤油スープの味わいに柔らかい奥行きを産みだしています、背脂は。

温和な印象のスープです。
いろいろな具材とあわせやすいです。

2食いりの冷凍ラーメンです。

作り方は、お湯をわかし、スープと麺を温めるだけで。冷凍庫からとりだしてすぐに調理できます。
1食の価格は税込302円です。
東珍康監修 尾道ラーメン 背脂醤油は、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで冷凍した状態でもってきてくれます。
いそがしくて買い物にいけないひとも安心して、尾道の名物ラーメンをおうちで堪能することができます。
東珍康監修 尾道ラーメン 背脂醤油 実食レビュー

白い脂身が三割、赤い肉が七割といった豚肉を醤油ときび砂糖、日本酒に漬けこんだやつを焼いたような香りが、ぷんぷんと放射されています。
まるで湯気に重さがあるように、ゆっくりと沈みこむ。そのように感じるほどに濃い密度の香り。
そして、不思議なことに、牛肉のこまぎれを、かつお節と昆布でとった出汁で茹でた牛肉うどんのおつゆのような香りも感じられます。

とても細かい粒子の脂が浮いています。背脂は小さじ1杯分ほどいれられており、スープを温めているうちに消えはてていました。
ひとくちめは、すっきりとした目が覚めるようなストレートな甘さが飛びこんできます。豚肉と醤油、日本酒が混ざりあった素直な印象の甘さです。
その甘さのつぎに、動物的なマッチョで肉厚な味わい。淡泊でありながら、豚のどっぷりとしたオイリーな質感の旨味が、悠遊と舌にしみこんでいきます。
甘い、けれども淡麗。しっかりと旨味を感じられる、けれども淡旨。
そして、懐かしさを感じられる後味は、ついついもうひと口、もうひと口と飲みすすめたくなる魔力を秘めています。
チャーシューは、低温調理したように、しっとりとした質感。脂身はぷるぷると舌に媚び、赤肉はがっちりと肉を噛んだ満足感をえることができます。
チャーシューはふわりと柔らかく、あのメンマの発酵した香りを残していました。

すとんと端正な印象の麺。まるで手で延ばしたうどんようにスマートな印象の麺です。
麺は芸術的に細く。一本一本はしっかりと独立しています。舌を傷つけない柔らかい質感で、ちゅるりと軽妙にすすりあげることができる軽さ。
麺の噛みごこちは、ふわりとしており、噛んでいても疲れない優しい弾力とコシです。
歯が悪いひとでも食べられる可能性のある新設設計の麺です。
気分をえらばず、いつでも最高の気分ですすりあげることができる一杯でした。
長く愛されつづけられるのも納得の味わいです。


