この記事は、高松日清食品のえび天きつねそばを食べた感想を書いています。
えび天(あとのせもできちゃう)とお揚げの二大スター共演による豪華な冷凍おそばです。
健康的な色のそばは、素朴な香りをしっかりと含有していました。

作り方はお湯をわかして、そばと具、めんつゆをくわえれば出来上がりです。

あとのせするときは、えび天だけをはずし電子レンジで調子てからのせます。
さらに、いろいろな具材をあわせやすい王道のおつゆです。

いろいろな具材をのせて、さらに豪華がすぎる満艦飾にすることも可能です。

1食のお値段は、税込285円。
えび天ぷらとお揚げがのせられた冷凍そばは、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで冷凍した状態でもってきてくれます。
いそがしくて買い物にいけないひとも安心して、二台スターそろいぶみのそばをおうちでたのしめます。
高松日清食品 えび天きつねそば 実食レビュー

かつお節と昆布、上方のあっさりとしたおつゆの香りです。
おつゆの色はやや薄めの茶色。醤油の香りと風味はひかえめです。
かつお節と昆布、そして、もしかしたら干し椎茸いりのおつゆに、お揚げからしみでた甘味と油が混然と混ざりあったおだやかな風味がしみだしています。
めんつゆに砂糖をくわえ、落としぶたをし、お揚げを煮ふくませた半分は優しさで作られた甘味が、おつゆと調和しており、人に優しくしようと思ういい塩梅のおつゆ。
さらに、えび天の衣も溶け、甘味のなかに香ばしさも感じられ、おつゆを飲むとめくるめくる味の万華鏡がクルクルとまわり恍惚とした気持ちになります。
えび天の衣は、黄色というよりも白色。その潔白な色は、清潔な油で揚げられた証明といえます。
そして、愛くるしい赤い海老の尻尾が顔をのぞかせています。
ふわりとしたお揚げを噛むと、こなれた甘味がじゅわりとしみだす。
えび天を噛むと雲をかんだように衣は柔らかく、ついで自然な甘みをもつ海老の弾力がむかえてくれます。
そして、その二つの味わいが溶けだしたおつゆを飲むと、おもわず「ふ~」と心のそこから落ち着いた息がもれました。

そばは、外側の皮もくわえ引いたような、黒い星が浮かんでいる端正で健康的な色。
そばの角は、ぴんしゃんと屹立しており、舌ざわりは飾り気がなく、朴訥とした剛健さ。
繊細というよりも、のびないこと、噛みごたえを重視した腰のつよいそばです。
えび天の衣が、溶けるのを待っていても、おつゆのなかでゆるむことなく、熱湯のなかで待機し、のびず、うまず、しっかりと歯ごたえを温存している剛毅なそばです。
そして、そばを噛んでいると、白い花がたっぷりの太陽をあび、そのあとに転化する黒い実のなかに保持している栄養たっぷりといいたくなる滋味の存在にきづきます。
日本の夜には、そばがよく似合う。それもえび天とお揚げののった豪華でありながら愉しい一杯のそばが。
その蕎麦は、生協で注文できます。



