四国日清食品 高菜ラーメンを食べた感想を書いています。
豚骨スープ発祥の土地で育まれた高菜ときくらげをのせたトンコツラーメンです。
具材は、シンプルに高菜ときくらげだけ。
高菜のしっかりと熟した香りが白い豚骨スープにいい塩梅にひろがる、高菜が主役といいたくなるラーメンです。
麺とスープ、高菜ときくらげいりで一食の価格は、税込269円です。（2025年現在）
もっと具がほしいひとは、お好みの食材をトッピングしてください。
トンコツラーメンにのせられているトッピングであれば、ばっちりミートします。
作り方は鍋にお湯をいれて、冷凍庫からとりだした麺とスープ、具を茹であげればトンコツラーメンを作れます。
九州の高菜ときくらげがのせられたラーメンは、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで冷凍した状態でもってきてくれます。
いそがしくて買い物にいけないひとも安心して、豚骨の本場で育てられた高菜いりのラーメンをおうちでたのしめます。
四国日清食品 高菜ラーメン 実食レビュー
スープの表面に浮かんだ麺しか見えないほどに白さが積みあがった豚骨スープ。
ちいさいチャーミングな泡が浮いています。スープを飲んだ印象としては、豚骨を煮つめたおした充実した旨味はあります。
けれども、さっぱりとして、くどくなく、胃もたれもしにくい淡泊なスープです。
高菜の葉が発酵したときに発するぷ～んとした香りが、厚みをもった白い豚の風味と混ざりあい、田舎の軒先にさしこむ朗らかな日光のように素朴な香り。
折りかさなった葉が堆積し、静かに熟した香りは、しっかりと白いスープのなかにまでいきわたっており、高菜のこなれた酸味のおかげで、口あたりは、とっても爽やか。
そして、高菜の香りが霧散すると、徹底的に研磨された豚骨の純な部分だけで作られた清浄な豊満ともいえる味わいがひろがります。
食べすすめるにつれ、新雪がつもるように、どんどんと豚肉の風味が口のなかにつみあがり味わいは豊満へと転化します。
はじめおだやか、のちむっちりと濃密。
高菜をいれることを考え味をととのえた、計算たかい和風の豚骨スープといえます。
麺はほそめ。ほそくとも角はしっかりと直立しています。
さっぱりとしたスープがからみやすい麺の表面。
唇を通過していく麺の活きがよく、一本一本がエネルギッシュ。
やや硬めの麺は、歯ごたえがしっかりとあります。跳ねる弾力とコシというよりも、がつッと歯に抵抗するシンプルな麺の質感です。
麺のつるっ、高菜のふにゃり、きくらげのぱりッ。ひとつの椀のなかで、さまざまな音が響き渡るいっぱいです。
