ゆたかフーズの味一番拉麺 しお味を食べた感想を書いています。
広東風の干し貝柱や海鮮類のだしと、鶏のだしを見事に調和させた絶品スープ。
すこしゴマ油とペッペーをきかせた淡麗な本格的なスープをたのしめる袋麺です。

作り方は、とても簡単。
麺をゆでる。

スープの素をいれておいた器にいれる。
3ステップで作れます。
そして、1食のお値段は税込86円(2025年現在)麺とスープつきで。
うえにのせるトッピングは用意する必要があります。
そのままでも美味しいです。けれども、なにかをのせたほうが味わいはにぎやかになります。
味一番拉麺 しお味は、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで運んできてくれます。
いそがしくて買い物にいけないかたでも、広東の風とほぼ生麺としか感じられないノンフライ麵をおうちでたのしめます。
味一番拉麺 しお味 実食レビュー

かぎりなく透明にちかいスープの色。
けれども、たちのぼる香りは、さまざまな要素がかさなり、あつまり、もつれあい、しっかりとした背骨のつよい味わいであろうことを想像させてくれる雅淡な印象。

精白したしおを溶かしたこんだ液体のように透明なスープ。
しおスープというよりも真っ当な、それも広東風の王道ともいうべき海鮮系の風味がひろがります。
あさりと書かれていますが、貝の風味と味は、ひとつでなく、ふたつあるように感じてしまうほどに豊かなものです。
しっかりと砂をはかせたあさり、そして乾燥させた帆立の貝柱から抽出される旨味の二重奏。
そして、昆布や干し椎茸などをゆったりと煮たときの清楚な下味もあるように感じました。
そして、海鮮とあわせるのは、汚れと血を徹底的に排除した鶏だしをコトコトと煮つめたチキンスープ。
鶏を煮つめるときに、タマネギや青ネギなどをいれたような風味も追加されています。
海鮮と鶏の風味をいい塩梅に調和させており、ふたつの味わいがふくらみ、かぶさり、たかめあい共鳴した旨味が、ふるえるように口中でこだましました。
そして、スープのうえには、香りのたかいゴマ油がすこしたらしこまれており、味わいを豊かにしています。
そして、黒胡椒のような刺激もあり後味は、ひじょうにさっぱりと淡麗。飲んでいても疲れにくい後味です。

麺は、博多系のように細め。ストレートではなく激しくうねっています。
お箸から逃げていく柔軟さと、お箸の先端でかんじられるしっかりとした質感。
そして、KANと軽快な音が聴こえてきそうなほどに、清潔なかんすいの香りがあります。
麺をすすった第一印象は、かたすぎないかい、と思うほどに、細いけどもバックボーンがしっかりとした噛みごたえです。
すすりなれてくると、ちょいとクセになる堅実な麺の歯ざわり、口あたりです。
麺の表面は傷ひとつなく、さらりとすすれます。麺の端をすすりこんだ瞬間、ちゅるりと音をたてるほどに跳ねる弾力。
そして、噛むと、天使の髪が強化されたようなカチッとした歯ごたえがあります。
噛みごたえしっかり、弾力とコシつよめ、90円以下の袋麺を思いだせない。それほどに硬麺をトリコにするしっかりとした魅力的な麺でした。

海鮮の具材との相性もよいです。

海藻との相性もGOOD。
味一番拉麺 しお味 アレンジレシピ

ゆでた麺を焼いておいた具材と混ぜあわせました。
ちょっと瀟洒な中華料理で提供されるような塩味の焼きそばを作れます。。
焼いても、お弁当に食べるために置いておいても、ぐにゃりとのびにくい麺です。

淡麗なれども澄明な旨味をもつしおスープは、野菜との相性がよいです。
しお、それも旨味をふくんだスープが、野菜の滋味をたかめ、甘味をひきだしています。
たっぷりの野菜を美味しくたべ、体のなかから健康に。

あげもの、とくに根野菜をあげたものとしおスープの相性がよきです。
野菜が焦げた風味が、スープの味わいを三千畳ほど広くしてくれます。

しおスープは、四川的な辛い緑のニラとの相性いです。
元気いっぱいの辛さがひろがると、ますますスープの味わいが洗練されていくように感じます。

かたくり粉などでとろみをつけ、豆腐をくわえると、豆腐の口あたりがお上品になり、気品すらをまといます。
スープにとろみをつけると熱をキープし、高級中華料理店で提供されるような一流の質感に転化しました。
紹介させてもらったように、さまざまな食べ方ができ、飽きがきにくいしおスープです。
1食のお値段は税込86円(2025円)注文は生協で。


