この記事は、マルハニチロの両面焼きの五目あんかけ焼きそばを食べた感想を書いています。
中華料理屋さんのメニューにある、すこし黄金色のしっとりしたあんをかけた焼きそばをおつうで気軽に食べられる冷凍食品です。

作り方は、冷凍庫からとりだした麺とスープを電子レンジにいれ調理する。

もしくは、麺だけを焼いてつくる二種類から選ぶことができます。

個人的な意見としては、フライパンで麺を焼いたほうが、しっかりと焼きめを実感できました。
電子レンジだけだと、ぱりッとした食感がありませんでした。

ソースと麺の合計重量は315g。いい感じにお腹がふくれました。
お値段は、税込323円。重量とほぼ同じ価格です。物価高のいま、低価格におさえてくれている良心的な企業。
両面焼きの五目あんかけ焼きそばは、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで冷凍した状態でもってきてくれます。
いそがしくて買い物にいけないひとも安心して、お値打ち価格のあんかけ焼きそばをたのしめます。
マルハニチロ 両面焼きの五目あんかけ焼きそば 実食レビュー

器は、そのまま食卓にのせても見栄えのいいものです。
ものぐささんも、ちょいと瀟洒な食卓をつくりあげることができます。
明るい黄金色のスープが、たっぷりとかかっています。
鶏だしと干し椎茸、もしかしたら、乾燥帆立の貝柱の風味もある王道な中華の香り。
もやしや白菜、たけのこ、いろどりとしての赤いニンジン、黒いキクラゲがしっかりとはいっています。
どの野菜もしっかりと歯ごたえをのこしています。ぬるりとしたあんの中に屹立する食感をたのしめます。
ただ、おしむらくは、豚肉の存在感がひかえめ。これは食べても豚肉感をあまり感じませんでした。

あんは、麺いっぽん、いっぽんにしっかりとからみつきます。じゅんさいのように麺いっぽんいぽん、にゅるり、つるりとした質感につつまれます。
あんは雑味のないチキンの旨味とキノコの滋味、どろっとしたオイスターソースの風味がつよめです。
あとすこし昆布をあぶったような、こうばしい苦味もあります。
舌のうえにのせると、媚びるように艶やかな旨味がひろがります。
紹興酒、もしくは日本酒の澄んだ風味もあるように感じました。
中華麺は細め。かわよい印象の麺を守るあんの盾。
あんのおかげで、麺がくっつき、まるで一本の太い麺とかしています。
あんのねばりのおかげで、すするというよりは、麺をかきこむように食べるタイプです。
麺そのものは柔らかめ。ゆえに、野菜の食感との対比が生きてきます。
あと、あんは熱をいつまでもキープします。舌の火傷には、くれぐれもご注意ください。
絶妙なトロミのついた味わい深いあん。そしてたっぷりの野菜。麺もいれられてこのお値段、十二分に満足できるあんかけ焼きそばでした。


