この記事は、讃岐でつくった きつねうどんを食べた感想を書いています。
1食のお値段は、コンビニで買うカップなラーメンもよりも安いです。
1食のお値段は、税込143円(2025年現在)赤字になってない?とすこし不安にさせられる価格です。

しかも、うどんだけではありませんよ、おあげとおつゆがついてのお値段です。
つまり、お鍋と水さえあれば、きつねうどんを作れます。
讃岐でつくった きつねうどんは、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで冷凍した状態でもってきてくれます。
いそがしくて買い物にいけないひとも安心して、最安値に挑戦しているきつねうどんをおうちでたのしめます。
讃岐でつくった きつねうどん 実食レビュー

かつお節の香り。昆布とシイタケもくわえられているように感じます。
そして、醤油の香りはひかえめ。みりんと日本酒をたっぷりいれた心地よい甘い香りがあります。
べとッと科学的に甘い香りとはちがい、清く新鮮な甘さです。
おつゆを飲むと、口の部位のどこにもひっかかることなくスルスルと飲める洗練されたお味です。
旨みをふくんで液体の舌ざわりはまろく円満。ゆるゆるとたちあがる上質なめんつゆの立体的な味わい。
かつおと昆布の黄金コンビの味わい、そこにシイタケの風味をくわえることで味わいが豪華にふくらんでいます。
その充実した旨みは、いつまでも舌のうえにのこらずに、すぱッと消えます。辛味も苦味、酸味もない、けれどもあと味はあとくされのない淡泊さです。
疲れていても、体調がわるくても、二日酔でも飲みやすく、あきがこない真っ当なおつゆでした。

おつゆとちがい、うどんを噛むのは体力がいります。
讃岐のうどんのなかでは、やや細めに分類される太さです。がっしりとした包丁で、すぱッと生地を切ったように角がシャンとした端正な見ためのうどん。
高価な真珠のように、光を吸収しつつ輝いています。白い粉からつくりあげる真珠のようなうどん。
ちゅっと口をすぼめるだけで、ずばばッと勢いよくうどんが口中に飛びこんできます。
うどんのどこにも傷やささくれがなく、歯にひっかかることなく滑らかに口中にすべりこんできます。
粉と水、塩をしっかりと混ぜ、こね、熟成させ、弾力とコシの素であるグルテンをしっかりと形成している充実した重みをもつうどん。
水分や空気ひとかけらもなく、粉だけでうどんは組みあげられたような実存感。
当然のように、うどんの噛みごたえは、むっちりと筋肉のように張りきり、噛むと弾かれたゴムのように口中を跳ねまわります。
白玉粉をいれように、もち肌ともいえる舌ざわり。
そして、餅を食べているときのように、炭水化物のあえかな甘味を味蕾で確認できます。
湯葉をかさねあわせ揚げたような薄めのおあげ。
さくりと心地よい食感。さらに薄いけれども、おつゆを中にふくんでおり噛むたびに甘めの味がしみでてきます。

おあげがものたりないと感じられたかたは、おあげを追加しましょう。

しっかりとしたおつゆは、いろいろな食材、うどんにのせることのできる食材に適合します。
いろいろな具材をのせ豪奢なうどんを作りあげる愉悦。

さらにうどんを冷やせば、冷やしうどんとして食べることもできます。
一杯200円以下の讃岐でつくったきつねうどんは、コープで注文できます。
資料請求は無料です。
