この記事は、ニップンの熟成そばを食べた感想を書いています。
熟成そばは、規格外のお値段です。
200gで税込140円。
おおもりのそばを食べても財布へのダメージは軽微です。
ただし、そばの風味はとぼしいです。そこはご容赦ください。
そばの軽快なのどごしはあります。
会員制信州そばが数量限定で一般販売しています
熟成そば実食レビュー

そばの禅味を象徴する詫びた色をしています。
そばの角はぴんッとたち、直角を維持しています。ここまでゆるぎない角度をもつそばは、めずらしいです。
熟成とは、乾燥でしょう。それもゆっくり、じっくり、じわじわとそばの水分をぬきさることで、弾力とコシ、角の強さ、そして流れるように麗らかな口あたりを造りだしているのでしょう。

そばの長さは20cmほどです。めんつゆにつけ、そばをお箸で口に運ぶとぴったりの高さに調整されています。
しっかりとしたそばです。よっぽど手荒にあつかわないかぎり、ぶつぶつと切れません。
大量のそばを口いっぱいにすすり、外人をビックリさせるほどに、おおきな音をたてながら豪快にそばをすすっても疲れにくいほどに軽妙な口あたりのそばです。
そばの表面は、それほどに滑らかですが、そばを噛むと堅牢な食感です。
かしッとした口あたりは、ほそいうどん、いや、ラーメンにちかいでしょうか。
そばの一番さきっぽをすするときはぴょんと跳ね、そばを噛むとぷりッとちいさく跳躍します。
かんすいをいれていないのに、ラーメンの麺にちかい食感があります。熟成させた効果でしょうか。

もちろんかけとしても食べられます。
そして、200gで200円を切る乾そばです。たっぷりと食べても財布への被害は軽微。
弱点としては、そばの風味が弱いことです。
それは、裏をかえせば、クセがなく、特徴がなく、さまざまな食材にあわせやすく、いろいろな具材と調和するそばといえるのではないでしょうか。




お好みの具材をのせ、好物の調味料をふりかけて思う存分にお手頃価格のそばを愉しんでください。
