この記事は、コープで買えるカップうどん・そばを食べた感想を書いています。
お値打ち価格のうどんとそばです。
しっかりと納得できる風味のお出汁。カップにたっぷりとはいっているうどん、そば。
しっかりと食べたという満足感もあります。
充実したうどん・そばのラインナップ。
また、コープは環境にやさしい取り組みをしています。
いつものカップうどん・そばを生協商品にかえるだけで、環境にええことをしたという充実感をえられます。
生協会員であり、注文しておけばお家まで運んできてくれます。
いそがしい時に外出する必要がありません。
カップうどん
関西風きつねうどん

関西風きつねうどん。関東風があるのかは謎です。

1食68gとハラペコ人間、食べざかりの人間には物足りない量だと思います。

カップの直径ぎりぎりの大きさのお揚げ。なかなかの存在感があります。
ネギとカマボコが見えます。乾燥したうどんのスキマに粉末スープがはいっています。

ふたを半分はがしお湯を注ぎいれると、お揚げはぷっくらとふくらみました。3分待ちましょう。
3分後。

お揚げからでたのでしょうか、金色といったお出汁に小さい脂の粒が浮いています。ほっくりと煮こまれたような揚げ。
カツオ節の香りがしっかりとしています。薄くはありません。それでいてしっかりと味と香りのあるお汁です。

そのしっかりとしたお汁が染みこんだお揚げを噛む。しっかりと厚みのあるお揚げから、じゅわりと揚げの風味とカツオの旨味の奔流を堪能できます。

うどんはやや柔らかめ、うどんのスキマに空間があいているようなボヤッとした印象をうけました。60点と悪くも良くもない、目立たないうどん。

極みだしうどん きつね&えび揚げ玉

日清食品のマークのあるCO-OP商品の極みだしうどん きつね&えび揚げ玉。環境に配慮した商品でもあります。
具はどっさりとはいっており、もっちりとした食べごたえのあるうどん。それだけでも価格として十分に満足できます。そのうえ、丁寧にかつお節でだしをとったような極みだしのタイトルに負けない香りがあります。
極みだしは、飲んでも舌が疲れません。

ここまで具がたっぷりといれられているカップうどんは珍しいです。油揚げとカマボコ、えび揚げ玉、卵、ネギが見えます。

お湯を注ぎいれ4分待ちます。3分でもなく5分でもなく4分です。しっかりとしたうどんです。時間をオーバーしてものびた感じはしませんでした。ただし、時間がたちすぎると、えび揚げ玉は溶けだしの旨味になります。パリッとした食感は感じられません。

カップいっぱいに広がる具たち、油揚げ、カマボコ、卵、ネギ、えび揚げ玉。具沢山の光景をみるだけで、テンションがあがります。あがりませんか。

カップのうえには、鮮度のたかいカツオの模様のようにどっぷりとした芯ある旨みを感じさせられる香り。
カップの白よりも白いうどん。ややウェーブしており、カツオのだしを吸いこんでいます。表面はなめらかなれど、うどんの中央には強いコシがあります。
油揚げを噛むと、カツオのだしがチュッと染みでて、噛みごたえのあるカマボコ、卵とえび揚げ玉の柔和な食感。
具沢山のおかげか、カップうどん一杯でお腹は満足しました。ただし、満足したあとに、舌が疲れない素直にうまいだしを飲んでいると、白米を食べたくなってくる日本人のサガ。
力もちカレーうどん

カレーうどんのうえに、白いおもちをのせてしまった欲張りうどん、力もちカレーうどん。

フタをあけました。粉末スープと空気をぬかれピチッとした袋におもちがはいっています。
うどんのすきまに、赤いニンジンを見つけられます。

粉末スープとおもちをカップのなかにいれましょう。

熱々のお湯を火傷に注意しながらカップにいれます。5分待ちましょう。
うどんとおもちはお湯に水没してしまい大丈夫かと思いました。大丈夫だ、問題ない、です。

5分後、うどんとおもちは浮上しています。カレーの粉末スープもすこしダマがあるだけで溶けやすいと感じました。

溶けやすいといえば、おもちもかなり溶けやすいです。にゅ~んとのびたおもちは、しっとりとしており、表面にカレーの風味が染みこんでいます。
カレーの風味の染みこんだ表面、もち米の甘味のある内部の対比がたのしいです。おもちはのびやすいですが、溶けやすいようにも感じました。あとで食べようとお汁のなかに漬けておくと、スープのトロミとなりはてる可能性もあります、ご注意ください。

2cmほの幅、うすめのうどんです。ちゅるりとしています。噛むとすこしボソッとした食感があります。
うどんとおもちを堪能できるカップうどんです。ただし、カレーの風味と香りは弱く、スパイシー感はほとんど感じられません。
かつおの一番出汁に、スパイシー感と香りが控えめのカレーの粉末をいれた和風のカレースープです。まろやかで、スッキリと飲みやすいスープです。


きつねうどん 関西風

おなじみのマルちゃんとCO-OPのカップうどん。きつねうどん 関西風。
マルちゃんから発売されている赤いうどんの商品と比べるとします。
うどんとお汁、お揚げのちがいは、ほとんど感じられません。神の舌か魯山人級の舌をおもちのかたでなければ、ちがいはわからないでしょう。それぐらいソックリでございます。
きつねうどん 関西風は、マルちゃんの赤いやつとおなじと思ってください。
こちらは、サステナブル商品ですので、環境に考慮されております。

ぺりぺりとフタをあけます。カップいっぱいのお揚げ。そして、粉末スープと七味。

粉末スープをいれ、お湯を注ぎいれます。5分待ちましょう。
ライバル商品は、長く待つとおいしいと言われています。マルちゃんはどうなるんでしょうか。

5分後。お揚げはぷっくらとふくれあがっています。カマボコと卵もはいっています。

ぽってりとしたお揚げは、お箸と持つだけで、カツオ節の香りのする黄金色のお出汁が染み落ちます。ぽっくりとたれる厚みのあるお揚げは、保温力が高いです。お揚げを噛むと熱々の舌を火傷させるような凶悪なお汁が飛びだす可能性が大です。ご注意くだされよ。
その熱いお汁が、うまいんだなぁ、あえて噛まずにお汁だけをちゅ~ちゅ~とね。

うどんの太さは、2cmほどでしょうか。いそがしくウェーブしています。ほっくりとしたお汁が染みこみやすいうどんの表面。すこしトロりとしています。お出汁の染みこんでいると表層と深層との対比をたのしめる一杯。
お汁は、しっかりとカツオの風味があります。塩分が控えめのお汁に感じられました。
お汁を飲んでいると、白いご飯を食べたくなります。ダイエット中のかたはご注意を。


ミニきつねうどん 関西風

ちいさいミニなきつねうどんもあります。
ちょっとだけ食べたいとき、おにぎりとうどんを食べたいときに便利な商品です。

ミニサイズでないでかい卵、すこし小ぶりの油揚げを確認できます。粉末スープをいれておきましょう。

お湯をいれフタをして3分待ちます。ミニは3分ですのでお間違えないように。

むっくりとお汁から飛びでている、ふっくらとしたお揚げがかわいいですね。その横に衛星のように、ちょこんとある卵。ネギが細かくちらされています。


ミニといえどもで、しっかりと関西風のおだしです。
カップそば
天ぷらそば

マルちゃんとタッグを組んでいると思われるCO-OPの天ぷらそば。
結論から書きますと、マルちゃんの天ぷらそばと同じだ、と思いました。お値段はCO-OPのほうがお安いです。そして、地球環境に優しいトリクミをしています。

ペリペリとめくると、カリカリになった蕎麦のうえに、丸い天ぷらがのっています。赤い色や緑色が鮮やかです。見えていませんが、桃色に縁どられた白いカマボコもはいっています。
粉末スープと七味がついています。粉末スープと七味の袋を分離しておくとよいでしょう。分離せずに七味をいれようとしたときに、残っていた粉末スープもはいりました。
お湯をいれるまえに天ぷらをとりだしておけば後のせサクサクッとたのしめるでしょう。

溶けた天ぷらが、お汁にひろがるのが好きなので、天ぷらを残したままお湯を注ぎいれました。
天ぷらそばのお出汁は、すこし塩辛い印象を受けました、規定量のお湯では。濃いめのお出汁が好きな人はそのままでかまわないでしょう。薄めのお出汁が好きな人は、たっぷりとお湯をいれてください。
お湯をたっぷりいれたとしても、鰹だしのふうみがしっかりと感じられるお出汁ですのでご安心を。
ふたをして3分待ちます。

ふたを取りはずし、七味をふりかけます。この七味は空気かな、といったぐらい軽いです。もうちょっと風味が強ければグッドなのにと思いました。鰹の風味に負けている七味、もっとガンバレよ。
天ぷら下部はお湯を吸い、上部は蒸されたように柔らかくなっていますね。お湯をいれて気づきましたが、ネギも散らされていますね。

やわらかくなった天ぷらは、とけるようにお出汁にとけこみます。お箸でもつのも一苦労。カリカリッ好きは、なるだけはやく食べたほうがよいでしょう。お味のほうですが、ディスイズ天かす・揚げだまを固めたチープで豊かな風味をお出汁に追加してくるイケてる天ぷらです。お出汁を旨くする天ぷらと考えてもらえればよいでしょう。
そばは、つるりとはしていませんね。ぼそりよりの口あたり。そばの表面は出汁を吸いやすいように感じました。しかし、そばの中心は芯があり硬めです。ただ、時間がたつと硬めといえども柔らかくはなりますよ。
お出汁を吸ったそばは、鰹の旨味たっぷりのおそば。そのお蕎麦は、日本酒を呑みたくなるお味でございまする。
はんなりとしたカツオや昆布でとられたお出汁風です。そのお汁と白米の組みあわせは、とてもよいものです。
鴨だしきつねそば

鴨だしきつねそば。鴨の脂身をゆでたような香りと風味があります。それでいてその鴨の脂は、しつこくありません。しっかりと鴨の旨味を主張していますが、しっとりと唇をしめらしてくれるだけです。
鴨の香りと風味をしっかりと感じられるカップのそばです。

カップの直径よりもすこし小さい油揚げがいれらています。そして、鴨の脂の素ともいえる特製スープはカップからとりだしておいてください。

規定量のお湯をいれ3分待ちます。

3分後。カップのふたをあけます。特製スープをかけなければ、鴨の旨味が飛びたちません。忘れずに特製スープをいれましょう。
特製スープをカップにいきわたらせます。

しっかりとした噛みごたえのある油揚げです。噛むと、よくぞ3分でここまで出汁が染みこんだもんだ、と感心させられます。それほどの出汁が油揚げからあふれだしました。
出汁の香りは、醤油とミリンを混ぜ、そこに長ネギを焼いたような香り。その出汁に、はんなりと白鳥のように優雅に浮かぶ鴨の脂の存在をしっかりと感じとれます。
唇にうすい膜をはる鴨の脂です。くどくなく、それでいて、醤油とネギを焼いた香りと混ざりあい、うっとりとさせられる恍惚としたお味になっています。木造の壁や柱にしみこんでいく静謐さをもちながら、しっかりとした存在をも感じられる鴨の出汁。上質です。

そばはすこし細目。ぶつぶつと切れることもありません。朴訥としたノドゴシです。田舎で食べるようなそばの食感です。
細いそばのスキマに、鴨の旨味がからみついています。鴨の脂をコーティングしたそばは、朴訥したノドゴシではなく、さらりとした旨味を感じさせられました。
抽出された鴨の出汁をしっかりとまとわせてやると、そばが高貴なものに変化します。


極みだしそば きつね&小海老天

日清とCO-OPの名前がある極みだしそば きつね&小海老天。環境に配慮している商品です。
ぼそっとした食感ではなく、ちゅるりとすすれるそばです。そして、きつねと小海老店、卵など具がたくさんはいっています。
昆布や醤油、日本酒、みりんなどを熟成させた老舗のそば屋のかえしを使ったようなだしは、極みの名にふさわしいです。

きつね=油揚げ、卵と花の形をしたカマボコが目に鮮やかです。小海老天はみつけにくいですが、カップヌードルにはいっているエビと思ってもらえればよいかと。

お湯を注ぎいれ3分待ちます。

カップからあふれだしそうなきつね、卵、花、小海老天。具がたっぷりはいっている商品です。具をしっかりと食べるとお腹もふくれます。ただし、花はお箸ではつかみにくく、高嶺の花です。

そばは皮をいれた田舎蕎麦風の色をしています。ちゅるりとすすれるそば。できたてはちゅるちゅるしています。すこし時間がたつと、極みだしを吸いこみどっぷりとしました。しかし、極みだしを吸ったそば、それはそれで日本酒との相性が滅法界よいオツマミになります。お酒を飲まないひとは、江戸っ子のようにパパッとすすってください。
熟成させたかえしをのばした極みだしは、ピンッとはりつめた腰の据わった旨味もあり、舌のうえで軽やかに跳ねるこうばしい風味もあり飽きることなく飲みほせます。