この記事は、千房 イカ豚ミックス焼そばを食べた感想を書いています。

1食の重量は200gです。しっかりとお腹がふくれます。
1食のお値段は税込431円と、高級志向な価格帯。

しっかりと味つけされた焼きそばです。お好みの食材をトッピングしても楽しく食べることができます。
冷凍庫からとりだしてすぐに調理する冷凍焼きそばです。
密閉された袋に穴をいくつかあけてから電子レンジで解凍します。しっかりと穴を開けないと爆発するおそれがあります。穴を開けわすれていないか、しっかりと確認しましょう。
また、電子レンジ調理が怖いかたは、湯せんで温めることもできます。お湯に漬けて温めるときは、袋に穴をあけてはいけませんよ。
千房 イカ豚ミックス焼そばは、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで冷凍した状態でもってきてくれます。
いそがしくて買い物にいけないひとも安心して、半世紀ほどの歴史ある味の千房 イカ豚ミックス焼そばをおうちでたのしめます。
千房 イカ豚ミックス焼そば 実食レビュー

白米を三杯はペロリと食べられそうな食欲を刺激する香りが皿にうえにただよっています。
叩くとカンッと音をたてるかつお節を削ったような香りと、えぐみがまったくない魚粉の香りが上空をまい、たくさんの野菜を煮つめたような黒いソースの香りが下部に充満しています。
すこし上質な和牛の白い脂の風味もあるように感じました。

麺は平たく、長さは20㎝から30㎝ほど。食べやすい絶妙な長さです。
お箸からも伝わる、かっちりとした麺の外側の質感。
柔らかくなく、まるで鉄板のうえで焼きめをつけたように、かちッとした食感です。
麺をすすると、麺の抵抗感がすごいんです。おもいっきり力をいれないとすすりこめない。それほどに頑丈で堅牢な麺です。
麺をすすりこむと、まずは魚粉の香ばしくて栄養たっぷりな味わいが、ぶわっとふくらみます。
けれども、麺の表面は魚粉でざらついておらず、つやつやとした端麗な舌ざわりです。
魚粉のつぎには、洗練されたソースの味が膨張します。
ソースのすみずみまでを見分してもB級感がなく、清楚とも優雅とも形容できる幾千もの野菜を丁寧に煮つめた豪奢な味わいがひろがります。
はじめのうちはこってり感ひかえめ。あれ、味がうすいのかなと思っていると、ミルフィーユ状に軽妙な旨みがかさなり、しっかりと満ち足りたソースの旨みの年輪を実感できました。
ちょっとビールや清涼飲料水を飲みリフレッシュしたくなる計算高い味付けです。
麺とソースは、まちがいなく一級品です。
キャベツもしっかりとした歯ごたえをのこしています。
ただ、ひとつだけ難点をあげさせてもらうならば、お肉とイカがちいさい。
麺の存在感に負けてしない、あれ、食べたっけ、と忘れてしまうほどにちいさい。
もうすこし具をおおきくすれば、まるい円がとじるように、完璧な焼きそばになるのにと思いました。
