この記事は、宅麺の中華蕎麦 とみ田のつけ麺を食べた感想を書いている記事です。

まずは、こちらの健康な色をしたとみ田で作られている麺をごらんください。
そしてつぎに麺の重量を見てください。なんとおどろきの430g。
お昼に食べたとしたら夕食はちょっぴりしか食べられないそれほどにヘビー級な麺の量です。

たっぷりの麺の外側をつつみこんでくれる、これまたたっぷりのスープ。
その量は257g。どっぷりと麺をつけても器の底が見えないであろうスープの両です。
ここだけの話、残したスープを捨てるのはもったいないゴーストがでるほどに満足度のたかいゴージャスなつけ麺のスープ。

うどんなど、おうちにある麺をゆで追い麺しても十二分においしいスープでした。
さらに、さらに、おうちで食べるのであるからして、ひとの目を気にせずにすみます。

湯気をたてる白米にスープをぶっかけるのうめぇんだ、これが。

ちなみに残ったスープを冷蔵していると煮こごるほどにコラーゲンたっぷりです。
おうちまで冷凍した麺とスープを運んできてくれる宅麺だからこそたのしめる醍醐味です。
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宅麺の中華蕎麦 とみ田 実食レビュー

健康的な色の麺です。
角はすこし丸いです。が、食べた印象としては角は、しゃきっとシャープです。
ちいさい黒い星が可愛らしく、ふとい麺にチラチラと輝いています。

お箸で麺をもった印象は、まるで麺のうえだけ重力がつよくなったように、ずっしりとした手ごたえを箸の先に感じます。
それほどに粉と粉のむすびつきが強固で密度が高いのでしょう。実際に麺を噛んだ印象もがっちりとマッチョです。
麺の歯ざわり、舌さわりは、ズシンとした腰のすわった重みを感じるほどに、てごたえがあり、すすりこむのにパワーがいります。
麺に歯を喰いこませると、まるで麺の沼にふみいれたように、ずずッと歯がしずみこんでいきます。
しっかりと力をいれて麺を噛みきらないと、歯の勢いをレジストしてしまいかねない剛健さです。
麺を噛んでいると、スープをつけなくても、ほがらかな製粉された粉の甘味と淡泊な旨みを感じることができました。

ついでスープです。
まるで魚粉たちが、竜宮城で舞い踊っている姿が見えるように、濃く厚い魚粉の香りがたちのぼっています。
これだけの魚粉の存在感があるので、スープはざらついた食感かとおもいました。
さにあらず、スープは艶のある粘度で、まったく、ちっとも、ざらざらしていません。
ポタージュをさらに煮つめ、スープのうえに麺をのせられる密度にしたてあげたラグジュアリーな舌ざわりです。
麺についたスープは、ゆっくりとたれおちる、豪快に麺をすすっても、あたりにとびちらない粘度です。
どろりとした企みのふかいスープのなかには、さぞやこってりとした旨みがひそんでいるのだろうと思いました。
まずは、黒いスープから、黄色の柚子の香りがあえかにたちのぼります。魚粉の香りをさッと洗いながしてくれます。
麺の表面についたスープは、たしかに旨みを放出しています。
豚骨だと説明には書かれています。豚骨でもまったく獣臭くなく、まるで日本米を精米してつくる極上の日本酒のように研ぎ澄まされた豚骨の風味だけを抽出しているではありませんか。
豚骨や魚介、醤油、野菜などたくさんの栄養素がつめこまれているとは思います。
ただただ、舌で味わった印象としては、味わいはボリューム感があり、重層的な旨みが確かにある、それが豚のものなのか、魚介のものなのか判断できないほどに一つのスープとしてまとまっています。
ドロリとしながらも後味は、意外なことにさっぱりと淡麗。
旨みの余韻はゆるくつづきますが、しつこいと感じることはありません。
柚子や魚介類の苦みが、後味をこざっぱりとしたものに仕立てあげているのだろうと想像しました。
さてスープの味は結局のところ、豚とか魚を超越したとみ田のスープの味としか形容できません。
すこし豚の脂と醤油がまざった風味をベースにそこに魚の芯の旨みを絶妙に混ぜあわせた黒いけども、まるで透明にすきとおったように澄明な味わいの極上のスープ。
そうそう、スープをつけてから麺をすすったほうが抵抗感がまします。
ゆっくりと極上のスープの味わいを口中で堪能できます。黒い旨みをまとった白い麺が、口のなかを悠遊と進んでいく充実感、味わいのひろがりを実感できる心地よい一瞬です。

チャーシューは10㎝ほどの大きさです。
しっかりと肉を噛んだと満足させてくれる厚みがあります。
スープにつけこまれていたチャーシューですが、味わいは淡泊です。
醤油と日本酒につけた豚肉をビニール袋にいれ弱火でゆっくりと煮つめたような味わいです。
歯で噛むとチャーシューの繊維は、ほろりと分解し、豚がもつ滋味がしみでてきます。
メンマは厚い、けれどもしっかりと煮こまれており柔らかい。
柔らかいが、ゆで加減が最高なアルデンテのように食物繊維の心地よい食感をのこしています。
柔らかいのに、芯はしっかりと噛みごたえをのこしている摩訶不思議なメンマです。
お腹いっぱいふくれる麺は、いままで味わったことのないほどの存在感。
作り方が想像もつかず、味わいも形容できないほどに完成度のたかいスープ。
宅麵のおかげで、とみ田でしか食べられない一杯をおうちで堪能できました。

宅麺の中華蕎麦 とみ田の作り方

とみ田の作り方は、解説書に書かれています。
スムーズに食べるには、鍋をふたつ用意したほうがスムーズに調理できます。

また、麺はたっぷりのお湯をいれられる鍋でゆでたほうが美味しくなります。
麺から粉成分がしみだしお湯がねばります。できるだけたっぷりのお湯でゆでたほうがよいと思いました。
麺はゆであげたあと冷水で冷やすタイプです。

スープも袋のまま温めてください。

スープはチャックつきです。好きな量だけとりだすことも可能です。
スープと麺をゆで器にいれお好みの食材をトッピングすれば完成です。