保温鍋【 シャトルシェフ 】を使った、しっぽくうどんの作り方を書いています。
ゆっくりと食材に火をとおすことができる保温鍋で、煮干しと鶏肉から柔らかい旨味のある出汁をとり、土の香りのする根野菜をゆっくり煮込み、そのだしを白いうどんにかけていただきます。
材料を切って、鍋でゆで、味をととのえるとできる家庭的な料理しっぽくうどん。野菜はダイコンとニンジン、サトイモを使いました。ほかにもいろいろな味噌汁にいれることができる野菜であれば沢山いれることができます。いろいろな野菜をいれることでお汁に色々な野菜の出汁がでておいしいお汁になるでしょう。
厚揚げもいれました。厚揚げは薄揚げでも作ることができます。
寒い日にたっぷりと具をいれたお汁をつくり、うどんをゆで、しっぽくうどんを食べ、体のなかからポカポカと温まりましょう。
しっぽくうどんの材料(2~3人前)
- 鶏肉:200g~300g
- 煮干し:5g~10g
- 水:1500cc
- 厚揚げ:2枚
- サトイモ:5個
- ニンジン:1/2個
- ダイコン:1/2個
- 塩・醤油・みりん・日本酒:適量
- うどん:適量
いれる具材の量は”大雑把”でかまいません。すきな量の食材を鍋に放りこんでやれば、しっぽくうどんはできます。
むずかしく考える必要のないご家庭的な素朴な料理なしっぽくうどん。
うどんは自家製うどんを使いました。乾麺でも冷凍うどんなどお家にあるうどんをお使いください。
使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。
しっぽくうどんの調理工程
- 煮干しと鶏肉で出汁をとる
- 出汁に野菜をいれ煮る
- 味をととのえる
- うどんをゆで、お汁をかける
出汁をとる、野菜を煮る、味をととのえる。うどんをゆで、お汁をかける。
なんともシンプルな料理ではありませんか。失敗も少なく、それでいて出来上がったしっぽくうどんを食べると、おもわず「ホッ」と言いたくなる優しい味のお汁。
出汁は煮干しと鶏肉の二つでシンプル、根野菜からも旨味が出汁にでるのでシンプルな出汁でも十分においしいお汁になります。ここに昆布をいれてもよいです。しかし、カツオ節をいれると味がガチャガチャしてしまうイメージです。
しっぽくうどんの調理風景【 写真あり 】
煮干しと鶏肉で出汁をとる

鍋に水1500ccをいれる。煮干し5g~10gをソッといれる。苦味やエグ味が気になる人は煮干しの頭とキモをとるとよい。半日ほど待てば、煮干しの出汁がとれる。

保温鍋の保温効果をいかし、1時間ほどで出汁をとる方法を紹介しよう。40度お風呂の温度位に水を温め、煮干しをいれ、1時間ほど保温する。半日まつよりも濃い出汁をとることができる。
煮干しをとりだし、お湯をボコボコと沸騰させる煮干しの細かい身やアクをすくう。

細かい身やアクをすくったのち、火をとめ、鶏肉をいれる。鶏肉のいれる量を増やせば、芳醇な鶏出汁のスープをとることができる。
1時間ほど鍋を保温する。ゆっくりと鶏肉に火がとおり、鶏肉の脂と出汁がお汁にとけだしていく。ふつうの鍋を使っているひとは、とろ火でゆっくりと煮るか、鍋を毛布などでくるみ保温するとよい。

保温が終わったあとの鶏肉は別のお皿にとりだしておく。鶏だけにね。出汁も鶏おわっている。
鶏をとりだしたあと、沸騰させアクをすくう。
出汁に野菜をいれ煮る

厚揚げは沸騰したお湯でゆで、まわりの余計な油を落としておく。

サトイモは皮をむき、塩(分量外)をまぶしたのち、水であらいヌメりをとる。

ダイコンとニンジンは好きなように切り鍋にいれる。あまり大きいと長時間煮込む必要がでてくる。半月切りか短冊切りがオススメ。ヌメりをとったサトイモもいれる。

サイコロ状に切った厚揚げも鍋にいれる。中火で10~15分ほど煮る。

とりだしておいた鶏肉を鍋にもどし火を消す。鍋を保温容器にいれ1~2時間ほど保温する。
味をととのえる

1~2時間保温した鍋をとりだし、味をととのえる。

鍋を弱火にかけながら、日本酒、みりん、醤油、塩をいれ味をととのえる。
うどんをゆで、お汁をかける
お家にあるうどんを表記どおりゆで、うどんを器にいれる。できればお湯を器にいれておき温めておくとよい。
うどんの上に鍋から鶏肉や野菜をたっぷりといれ、お汁をそそぐ。青ネギなんぞを散らすと彩がよくなる。

しっぽくうどんの出来上がり。
煮干しと鶏肉の出汁に、根野菜の旨味が溶けみ、少し粘り気のでている旨味たっぷりの熱いお汁をまずは一口。そこで「ほっ」と一息つく。うどんをひきあげ、一気にすする。ぬくぬくのうどんをすする。うどんは、お汁をまとっており、ほんのり甘い。白い湯気をだしながら、はふはふと柔らかく煮込まれた根野菜を食べる。鶏肉にゆっくりと火をいれたことで、パサパサになっておらず柔らかい弾むような肉質。まるで地鶏のような味である。

材料をほそく切って作るのもよき。麺とおなじように食べられる。

すこし大量に作りすぎて飽きることがあるかもしれない。そんなときは邪道だと怒られるかもしれないが、カレー粉をいれるとまた違った風味になり翌日も飽きずに食べることができる。
しっぽくうどんを作った感想【 まとめ 】
しっぽくうどんを作るのは、出汁をとったり野菜を煮込む時間はかかります。しかし、しっぽくうどんを作るのはとても簡単です。料理初心者でも失敗しにくいレシピです。味つけを一気にドボッとしなければ、失敗する調理工程はないでしょう。
しっぽくうどんに使う食材や調味料は、特別なものを必要としません。お味噌汁にいれることができる食材であれば、しっぽくうどんにいれることができると思います。冷蔵庫のお掃除にもなるレシピです。
ひとくち飲むと「ほっ」と一息つきたくなる優しく温かいしっぽくうどんで温まってください。
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