この記事は、ニッキーフーズの酸辣湯麺(サンラータン)を食べた感想を書いている記事です。

1食のお値段は税込285円です。
しかも麺とスープだけでなく、しっかりと野菜も具もこみこみで300円です。
心地のいい旨味。しなやかな酸味を堪能できる本格的なスープです。
ぬるりと端正なとろみがついており、そのスープがよく麺にからみます。
とろみのおかげで、スープの熱が逃げにくく、熱々の時間が長くつづきます。
作り方はすこしコツがいります。
といっても、ゆっくりとスープをしっかりと溶かす。これさえ守ればおいしいスープをたのしめます。

解凍させておいたスープを、お湯ではなく水にいれてください。
そして、火にかけながら、塊になっているスープをしっかりと溶かしましょう。
そうすれば、ダマになったスープが食事を邪魔しません。

あとは、麺と具を鍋にいれ茹であげれば完成です。
そのまま食べるのもよいですが、さまざまな具をのせ味わいをチューンアップすることも可能なスープでした。

麺にのせることができる具材であれば、ほとんどのものと相性がよい、それほどに万能な酸と辛、旨味のバランスがよいスープです。
いろいろな具材をのせ、さらに食感をにぎやかにすることも可能です。
1食税込300以下の酸辣湯麺は、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで冷凍した状態でもってきてくれます。
いそがしくて買い物にいけないひとも安心して、爽やかな酸味が特徴の酸辣湯麺をおうちで堪能することができます。
ニッキーフーズ 酸辣湯麺 実食レビュー

干しえびと干しシイタケを水に漬けてエキスを抽出した香りがただよっています。
干しえびは、小さいものでなく、かちッと肉厚で紅白の縁起のよいえびが使われているように感じました。
そのえびの存在感に負けず、劣らず、いい香りをふりまいている香り。
それは肉厚なシイタケを乾燥させたものからしか抽出できない日本料理の根底をささえる旨味成分をふくんだ香り。
そして、忘れてはいけない、酢の香り。
チープな酢にありがちな、人工的な嫌らしい酸味ではなく、はんなりと上品に楚々としたお酢の香りです。
威勢のよい酢を黒い陶器の壺のなかにいれ、柔らかい陽光にさらし、酸味の角を削りおとした熟成させ甘味すらも感じられる典雅な酸味。
酸っぱい料理が苦手なひとでも、この酸味なら飲める、かもしれません。

あわい金色のスープに、赤い油がお行儀よく浮かんでいます。
こめ油などクセのない油に、唐辛子をつけこみ、カプサイシンの純粋な辛味を抽出したスマートな辛味を感じられるラー油です。
一瞬だけ針で刺したような辛みがあり、舌をちくりと刺激してくれます。
舌の汚れを洗いながり、スープの味わいをしっかりと認識するお手伝いをするばかりでなく、後味までをもすっきりとさせてくれる辛さです。
辛さのあとには酸がやってきます。水のごとく自然に流れる典雅な酸味は、口中のどこにもひっかからずに胃に落ちていきます。
酸のあとには旨味がやってきます。
えびとシイタケ、そのほかに牛の、それも尻尾あたりの骨あたりを煮こんだ、澄みながらも肉厚ともマッチョともいえる厚みのある旨味と、鶏肉の軽妙で軽快、あとくされのないエキスを混ぜあわせたような極上の旨味を堪能できます。

とろみのついた麺。熱々の湯気と、熱気を保持したスープをまとった麺を一気にすすりあげると火傷をする恐れあり、ご注意くだされ。
スープがしっかりとからみ、まるでスープを飲んでいるように流麗な口あたり。
とろりとしたスープのなかの麺は、まるでアルデンテのように、がっちりとした食感。
麗と逞、ふたつの食感を堪能できる麺です。
具材は噛んだと実感できる大きさの豚肉。そして、歯の弱いひとであれば、噛むのに苦労するほどに食感のつよい、タケノコやキクラゲたち。
さらにシイタケやキャベツなどなど、食感の満艦飾といった豪華な具材群。
にぎやかな食感が、とろみのついたスープの下にはしこまれていました。

酸辣湯麺といえば、卵です。個人的には卵は別の鍋で調理したほうが、いい塩梅になります。
麺などとおなじ鍋で調理すると、ふわりとした食感の卵になりにくい、そのように感じました。


