この記事は、古潭らーめん(しょうゆ)を食べた感想を書いています。
創業昭和43年、いまも愛されている名店のラーメンを自宅で堪能できます。
1杯のお値段は税込300円以下。
店にいき、ならび、食べることを思えばなんと。
硬軟をかねそなえたしょうゆスープは、異様にくせになるお味。
そして、細くしっかりとした食感の麺は、まるで今ゆであげられたようです。
名店の味を再現したラーメンは、生協で注文しました。
会員になり注文しておけば自宅まで運んできてくれます。忙しいひとにぴったりのサービスでございます。
古潭らーめん(しょうゆ)実食レビュー

味噌かな、と思うほどに、濃い色のスープです。
スープのしたの麺が見えないほどのスープの香りは、たぶんしょうゆではあると思います。
ただ、なんだか、色のせいか味噌のような香りもする、もしくは味噌のようになにか熟成させた調味料のような風味を感じます。
そして鶏ガラと野菜(ニンジンやタマネギ)をくたくたになるまで煮こんだような清潔な甘い香り。
そして、コショウをマイルドにしたような香辛料をきかせているように感じました。
おっとり主張のつよくない香り。それでいて愛されつづけてきた歴史に裏付けされたスープへの絶対の自信をのぞかせている、ゆたかとも荘厳ともいえる香りもあります。
スープは、さらりとした口あたりです。
醤油のつーんッとすましたおしゃまなシャープな塩味をまず舌の味蕾でかんじました。
つぎに、ゆっくりと野菜の本質を抽出したような味わいは、深遠にして静謐。
なれども軽快さと愉快さもあります。野菜の風味と、おそらくちょっとだけある鶏の旨味の余分な部分を醤油の塩味がけずりとっています。スープを飲むと軽いとも感じます。
けれども、なんだか舌のうえに絶妙にくせになる味わいがこだますのです。そして、ついつい、もう一口飲みたくなる塩加減と旨味の精妙なバランス。
天然な旨さ、けれども、なんだか異様に飲みつづけたくなるジャンキー感があります。
かなり、中毒性のたかいスープだと思いました。
チャーシューは、すこし甘めの味つけです。野菜はしっかりと食感をのこしていました。

細く淡い黄色の麺。すこしだけウェーブしています。すすった麺の印象は、ほぼストレート。
くせになるスープをしっかりとまとっている麺です。しっかりと乾燥、熟成された麺の表面は、一点の瑕疵もなく極めてなめらか。
ただ、舌のうえをすべる麺からは、弾力とコシの強さを感じとれます。
まるで、小麦が密集したがゆえに、細くなったかのような麺の弾力とコシ。
歯を一瞬でも押しかえしてやろうとする反骨精神。噛みきった麺は、ボケにつっこむように軽快に飛びます。
くせになるスープと噛んだ麺が混ざりあうと、道頓堀のように華やかでにぎやかな味わいが、わぁ~っと口中にひろがります。
炭水化物の人を惹きつける魔味とくせになりすぎるスープの組みあわせは、令和の時代を超えても輝きつづけることでしょう。
大阪人は、お好み焼きで白米を食べるといわれています。

ラーメンに餃子をのせることでもこのお店は有名です。
炭水化物と炭水化物の組みあわせは、古来からひとをひきつける魅力を放ちつづけています。
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古潭らーめん(しょうゆ)の作り方

古潭らーめん(しょうゆ)は冷凍庫からとりだしすぐに調理可能です。

お湯をわかし、具と麺をいれてゆでます。
お湯の量をかえることで、スープの濃度を調整できます。
具と麺がほどけ、いい塩梅にゆであげましょう。具の中央はすこし溶けるのが襲いです。

さいごにスープをしぼりいれれば古潭らーめん(しょうゆ)の出来上がりです。
10分ほどで、名店のお家を家で堪能できます。
