ニッキーフーズのお徳用ちゃんぽんを食べた感想を書いています。

1食あたり税込270円。肉と魚介類、野菜をはいってこのお値段。もちろん麺もいれられています。
しかも1食の重量は約300g。しっかりと満足できる分量でございます。
スープは、ちゃんぽんといえば、ほとんどのひとが想像するオーソドックスで王道なスープ。
すこし太めのがっしりとマッチョな印象の麺。
おうちで、まるでお店で提供されるようなちゃんぽんを鍋、もしくは電子レンジがあれば調理できます。
電子レンジでも調理できます。けれども、すこし料理の手順がめんどうです。

鍋に水をいれ火にかけ、冷凍庫からとりだした麺と具をいれて煮るのは楽です。
お徳用ちゃんぽんは、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで冷凍した状態でもってきてくれます。
いそがしくて買い物にいけないひとも安心して、安さの限界へと挑戦しているちゃんぽんをたのしめます。
ニッキーフーズ お徳用ちゃんぽん 実食レビュー

鶏と豚、魚介類のエキスを凝縮した結果、しずんでいる麺の姿が見えないほどに香りと風味が充実しているスープ。
すこし明るく、ちいさい脂が浮いています。
この脂、飲んで、食べていて、まったくベトつかず、しつこくない。
けれども、不思議なことに油の旨味はあり、味わいに厚みをだしています。
鶏と豚の風味はある、けれども海鮮の食材の香りのほうが強いように感じました。
海老や貝の殻を焼いたような、かぐわしい香りがただよっています。
そのしたに雑味のない、鶏と豚、やや鶏の骨の分量のほうがおおいスープのベースがあり、淡泊なれども、どっしりとした味わいの土台をつくりあげています。
スープを飲んだ印象は、おっとりとしている。さまざまな味わいが混ざりあった健康的な味わい。
野菜ゆらいのほがらかな甘味があり、ぽッと丸い滋味があり、鶏の骨を弱火でコトコトと煮こんだおくゆかしい甘味もあり、さらにエビや貝、イカを炭火で焼いたような風味と香りなどなどが、不思議な泉のようにスープの底からこんこんとわきでてきます。
上塩梅に鶏と豚、魚介類、野菜の味わいをひとつにまとめたスープで、飲みやすく、とがっておらず、舌をつかれさせません。
ひとによっては、もうすこし、なにかしらのインパクト、たとえば胡椒や唐辛子の刺激、お酢の酸味がほしいと感じられるかもしれません。
味の変化をくわえても、スープの土台はゆるまず、たゆます、どっしりとしています。お好みの調味料でじゃんじゃん味を変えやってください。

麺はふとめ。ぽってりと愛らしく角のまるい麺。麺の長さは30㎝ほど。
麺の表面には、しっかりとスープがまとわりついています。スープがしみこんだように感じられる麺の表面は、すこし柔和な舌ざわりです。
すすりあげるのにパワーが必要なほどに、みっしりと粉が集結した重量感のある麺です。
麺の表面はやわらかい、けれども麺の中央の芯は、しっかりとしたグルテンが結合した結果、歯がしっかりと沈んでいくような抵抗感があります。
やわらかすぎず、かたすぎず、ええ塩梅の麺です。これぞ、ディスイズちゃんぽんの麺といった貫禄があります。
徳用ちゃんぽん アレンジレシピ

スープは、しっかりとした味わいです。
多少の野菜をのせても、まったく、ちっとも、ゆるみません。
うえにのせた、野菜や具材までをも美味しく食べられます。冷蔵庫のなかにのこっている食材を颯爽とおいしく一掃できるちゃんぽん麺ともいえます。

お湯にすこしトマトジュースをくわえ、具にトマトをくわえました。
トマトの酸味のおかげで、口あたりはさっぱり。そして、トマトがもっている旨み成分のおかげで、味わいが重層化します。
お好みで黒胡椒をたっぷりとふりかけると悦です。

カレー粉をくわえて、さらにチーズをのせました。
カレー粉にあわない食材はない。チーズもまたしかり。ちゃんぽんにあわない食材もそうそうない。
ふたつの食材が、がっちりと手と手をとりあい新しい味のピラミッドをつくりあげています。
チーズがいい仕事をしています。
