この記事は、四国日清食品のひもかわうどんを食べた感想を書いています。
びらびらとした存在感のある見ため、きしめんよりも太く、それいて手延べうどんのように薄い群馬県のひもかわうどんをおうちで堪能できる冷凍うどんです。
商品が作られているのは、四国か群馬か、それは白いうどんの闇につつまれて謎です。

ひもかわうどん1食のお値段は税込231円。おつゆもついてきて、具としてはカマボコとホウレン草、天かすがついてきます。
駅のなかで食べるおうどんよりもお安い価格設定です。
作り方は、冷凍庫からとりだし、透明な袋をあけ、書かれている量のお湯にいれゆでるだけです。
ひもかわうどんは、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで冷凍した状態でもってきてくれます。
いそがしくて買い物にいけないひとも安心して、群馬県の郷土料理をおうちでたのしめます。
四国日清食品のひもかわうどん 実食レビュー

かつおをたっぷりとお湯にいれ煮立たせた香りが、白い湯気が茶色く見えるほどにたちのぼっています。
不思議なことに、どことなく牛のお肉をいれたような厚みのある香りもあるように感じました。
関西風の真っ当なおつゆの香りです。

ぬーんと、茶色のおつゆから飛びだしてくる白いひもかわうどん。
ひもかわうどんは、見たとおりとぎきり平たく幅広のうどんです。熱々のひもかわうどんが舌にペチャッと接触すると飛びあがるほどにHOTな衝撃を感じます。
火傷にはご注意ください。
ひもかわうどんは太い。けれども、口あたり、歯ざわりは、官能的なまでに艶やかに滑らか。
太く長く白いうどんは、どこにもひっからず、一息で口中にすべりこんできます。
ずるっと、ぬるっと、優雅で端正な食感は、どことなくエロティック。
そして、しっかりと粉と水をこねあげ、グルテンをひきだしているので薄いうどんなれども、しっかりとした弾力と腰があります。
太いので、一風変わった歯ごたえです。ぶわぁ~んと下敷きをうねうねさせたような独特の食感を堪能できます。
ひもかわがとおった白い道程には、かつおのはんなりとした香りが残っています。
おつゆの味付けは、醤油の香りひかえめ。かつお節や昆布などのお出しのうえに、ちょっぴりと醤油と日本酒、みりんをたらしこんだような淡泊なあじつけ。
ごくごくと飲まないと、塩辛いと感じない清冽な味わいのおつゆ。

正規の食べ方ではありませんが、冷やしとしても食べられます。
お湯でゆで、浮いてきたカマボコやホウレン草、天かすをすくいあげ、ゆであげたうどんを冷水でひもかわうどんをしめれば冷やしとしてもたのしめます。
おつゆは水でわり味を調整してください。
火傷をする心配がなく、思う存分びらびらの食感に舌鼓をうてます。
