この記事は、永谷園の煮込みラーメンを食べた感想を書いています。
食べた味は、ちゃんこ、とんこつしょうゆ、みそ、しょうゆです。
野菜と鍋さえあれば、野菜(肉や魚も)をおいしく食べられる鍋をつくれます。
味付けは王道、中庸。ほとんどの野菜をうけいれる海のように深い度量をもつスープです。
冷蔵庫にのこっている野菜を一掃するもよし、ニンニク、ニラ、ショウガで風邪対策するもよし、子どもが嫌いな野菜に挑戦してみるもよし、餃子や肉団子もいれてもおいしいです。
アイディア次第で、鍋のレシピは無限にふくらみます。
煮込みラーメンのめん

めんは、1袋で2人前です。スープの素も1袋で2人前です。がんばれば、1人でも食べられる量です(野菜をすくなめにすれば)。

見たかぎりでは1人前にしか見えません。また、軽いので2人前とかウソだろう、と思われることでしょう。
お湯にいれると、ふくらむんです、煮込みラーメンのめんは。

ぎりぎりの大きさの鍋だと調理しにくいです。1人前の鍋ではめんが飛びだします。
めんは、感覚的に3倍ほどの量にふくらみます。
2人前、もしくは4人前の鍋を用意したほうがよいです。野菜も楽にいれられます。
そして、ちいさい鍋だと、お湯がすぐにふきこぼれるんです。めんからでた、ねばりがお湯がふく原因だと思います。
できるだけ、おおきめの鍋で調理することをオススメします。

さて、煮込みラーメンのめんの食感は、温度や水の量で変化します。
共通していることは、長く煮込んでも、めんが崩れない、溶けないことです。しっかりとめんの形をたもちます。2時間も3時間も煮込むとさすがに。
めんを食べた印象としては、高い温度でゆでると、なめらかな食感に、低い温度でゆでると、ぬるりとした食感になります。
煮込みラーメンの作り方
煮込みラーメンは、めんと調味スープの袋。内容はシンプル。

ただし、どの味かわかりにくいスープもあります。ものすごく小さい字で味の種類が書かれています。
煮込みラーメンの作り方。まずは規定の量のお湯を鍋にいれ沸騰させます。

まずは、めんとお好みの具材をいれます。火のとおりにくい野菜などは、先にゆでておくとよいでしょう。
再沸騰するまで強火、沸騰したら弱火と書かれています。ちいさいお鍋だと、お湯が泡になりふきこぼれやすいので気をつけてください。

4分ほど煮たのち、スープをくわえさらに煮込みます。煮込む時間は、3分と書かれていました。
のびにくいめんです。ゆで加減を確認してから火をとめてください。
煮込みラーメンのスープは、とろりとした粘度があり、熱を逃がしにく、そのように感じました。
トロトロに煮た白菜は、異様に甘くおいしいです。ただし、舌が火傷するほどの熱さもたもっています。
煮込みラーメンを食べるときは、くれぐれも火傷には御用心。
それだけ、体の内を温めてくれる鍋といいかえられます。
煮込みラーメンのスープの味
煮込みラーメンのスープは、どれも一口すすって、飛びあがるほどにうまい、それほどにインパクトは強くありません。
しっかりとした味わいと、風味はあります。それは袋から飛びだすキリのように強いものではなく、地球をだきしめるオゾン層のように丸く優しい風味です。
日本人が、鍋にいれる具材を想像したときに、ほとんどの食材をうけとめる度量・キャパがあります。
また、食材と具材をいれ煮込むことで、スープの味わいも厚く深くなります。
いろいろな具材をいれれば、いれるだけ、貪欲に煮込みラーメンのスープは、おいしく成長します。
ちゃんこ味

ちゃんこ味とは、なんぞや。
しっかりと書かれていました。鶏だしです。
地鶏、とまではいえませんが、澄んだ健康的な脂が浮いています。
鶏肉、それも骨つきのやつを、お湯でゆっくりと煮こんだ水炊きのようなシンプルな味わいです。
塩で味つけされています。ミネラルをたっぷりとふくんだような豊かな塩味です。
とんこつ

クリーミーなスープ。
とんこつの風味はあります。豚のむせるような匂いはありません。クリアな豚の旨味だけをしっかりとかんじとれます。
そして、隠し味ていどに、しょうゆをポチョリとたらした味わい。
平均的な濃さです。辛くしたり、味噌をいれたりし自分でチューンアップする愉しみがあります。
白いとんこつを自分ごのみに染めあげてください。
がつんとくる、とんこつ味を期待してるひとには、モノタリナイかもしれません。
みそ

辛いです。すこしだけ辛いです。
みそ、信州みそに唐辛子をいれたようなスープ。
みそだけでなく、昆布などの出汁もしっかりときかせています。
パンチ力のあるみそ味。けれども、濃いと感じるギリギリのラインです。
いろいろな野菜をくわえることで、芋煮やけんちん汁のように味わいがぐッと深くなるみそスープです。
お子様には、ちょいと辛すぎるかもしれません。
しょうゆ

しょうゆというよりも、野菜だしにしょうゆをいれたようなスープです。
いれた野菜だけでなく、いれていない野菜、たまねぎや長ネギの風味のするスープです。
うっすらと脂は浮いていますが、さらりとした味わい。
4つのなかで、もっとも特徴がないスープだと思いました。
『永谷園』の煮込みラーメンを食べた感想【まとめ】
永谷園の煮込みラーメンのスープは、いろいろな野菜をくわえることを想像して作られたものだと思いました。
いろいろな野菜や具材をいれることで、中庸な味わいが濃くなったり、辛くなったり、厚くなったり、酸っぱくなったりします。
あなたが鍋奉行となり、采配をふるい、お好みの味にしたてあげる鍋だとおもいました。
つくった印象としては、おおきめの鍋を用意したほうが、強火で調理しやすいです。
ちいさい鍋だとふきこぼれやすいです。
煮込みラーメンのめんは、のびにくく、長いあいだ煮込んでも溶けにくいです。
鍋と野菜さえあれば、あつあつの鍋料理をたのしめます。