この記事は、長崎五島うどんを食べた感想を書いている記事です。
自然ゆたかな長崎は五島の気候と風土に磨きあげられた至純のうどん。
五島のまわりにひろがる紺碧色のゆたかな海から抽出したような塩の旨味を実感できるうどんでもあります。
職人のたしかな技術で延ばされたうどんの口あたりは、りきむことなく舌のうえをゆるゆると流れていきます。
長崎五島うどん実食レビュー

個人的な意見になりますが、長崎五島うどんは、お湯から揚げたやつを直接にすすりこむのがいい塩梅でした。
長崎五島うどんをゆでたお湯は、はんなりとした塩がきいており、さらにすこしだけ小麦が溶けように柔和な口あたりになっています。
長崎五島うどんをゆでたお湯は、心地よく乾いた海風、澄んだ清潔な海のミネラル、さらに白身魚の骨から抽出したような旨味が溶けこんだように、気品たかく、味わい深いおつゆです。
めんつゆがいらない、お好みの薬味があれば、それだけで御馳走とよびたくなる幸せなうどんだと思いました。

お湯につけていると、冷やしで食べるときに感じられる一本芯のとおった剛健とよびたくなる弾力とコシは減じます。
うどんの芯まで柔らかくはなります。柔軟な口あたりになり、りきむことなくツルツルっとうどんは口に流れこみます。
そして、福ふくしいともいえる、ほのかな国産麦の甘味を実感できました。
食べていて疲れず、薬味をかえれば飽きることなく、いつまでもいつまでも食べていたくなる透明な魔味があります。
ただし、カロリーは。
柔和なれども、職人の手で延ばされたうどんは、のびることなく、お湯のなかを白竜のごとく悠遊と泳ぎあわります。

長崎五島うどんの冷やしも、がんッと精力があふれるのどごしで愉しいものではあります。
しかと実感できる塩分をふくみ五島うどんです。熱中症対策にぴったり。さらに夏バテしていても食べやすい滑らかさ。