この記事は、アイマックフーズの港生まれの魚介ラーメンを食べた感想を書いています。
魚介のとんこつラーメンといいたくなるほどに、かつお節などの魚介の香り、そして、白濁したスープのなかに海の生物たちの旨味が、ぎゅっと濃縮されています。
味わいはまったりと濃いです。けれども、あとあじは魚介らしく大変さっぱりしています。
正当なレシピではありませんが、つけ麺とて食べることもができます。
1食のお値段は250円以下。2025年現在。
生協で注文した冷凍ラーメンです。注文しておけば家まで冷凍した状態で運んできてくれます。
港生まれの魚介ラーメン実食レビュー
煮干し系の香りがつよいです。煮干しも何種類かの魚類を混ぜているような豪勢な魚の風味。
さらに、かつお、もしくは、さば節の風味もつよいです。
魚ぎらいは飛んで逃げ、魚すきは猫のようにまっしぐらに駆けよってくる香り。
そして、スープの色をご確認ください。
とんこつ、といいたくなるほどに乳白色のスープ。魚介だよね、と確認したくなる色です。
だいじょうぶです。しっかりと魚介味のスープでした。
スープを口にふくむと、流線型の魚のシャープな風味がいくつも飛んできます。
かつお、さば、いわしなどなど、乾燥させ熟成した旨味が、白濁したスープのなかでスパークしています。
これだけの魚類の旨味をかさねあわせると、くどい、と感じることがありました。
このスープは、まったく、ちっとも、これっぽちも、くどくありません。
ダイレクトに感じられる魚粉の風味が浮かんでいますが、スープの表面には浮かんでおらず、魚粉は舌にくっつきません。
魚粉のつよい風味だけを正確にくりぬいています。
豊潤な滋味、穏やかな甘味がありながら、清楚にして清楚なあとあじ。
三本の矢ならぬ、三匹の魚を組みあわせることで、ゆたかな味とさっぱりとした口あたりの背反した要素をうまくひとつの器のなかに落としこんでいます。
動物的な脂がすくないからか、飲んでいても胃がもたれず、むかむかすることもありません。
胃の調子が悪くても飲めるスープ。
麺はしっかりと乾燥させ水分をぬいています。麺の角は、定規ではかったように、びしッとたっています。
麺を噛むと、飛び魚のように軽やかに麺の断面が跳ねます。そして、麺の中心はまぐろの尾のように頑健な弾力です。
チャーシューはあっさりとした味つけ。ほろりと崩れる部分と、しっかりとした噛みごたえのある部分があります。
メンマも淡泊な味つけです。表面は柔らかく、中央の一センチほどがしっかりとした食感です。
キクラゲは、もうすこしぶ厚く切り、はじける食感を演出してほしいと思いました。
港生まれの魚介つけ麺
つけ麺も売られています。
つけ汁の味は、温かいスープとよく似ている、いや、ほとんど変わらないと思いました。
そなえつけのスープにお湯をいれます。麺と具を電子レンジで調理し、水で麺だけを冷やせばつけ麺を自宅でつくれます。
港生まれの魚介ラーメンの作り方
港生まれの魚介ラーメンは冷凍庫からとりだしてすぐ調理できます。
鍋にお湯をわかします。そして、透明な袋から麺と具をとりだしゆでます。
麺が、お好みの硬さになるまでゆでてください。具などは適宜お湯のなかに沈めるとスムーズに調理できます。
あとは、液体スープを鍋にしぼりだせば出来上がりです。
スープが袋からしぼりだしにく、と感じられたかたは、お湯につけこんでおけば、するすると押しだせるようになります。
