生一麺の喜多方の味 醤油ラーメンを食べた感想を書いています。
物価高のいまにありながら、なんとラーメン1杯のお値段は約100円。

麺だけでなくスープをいれたお値段です。
麺は喜多方ラーメンの特徴であるビラビラの平打ちちぢれ麺。しっかりとねりあげた本格的な麺です。
つゆは、THE 王道といいたくなる醤油スープ。戦後からずっとしたしまれている日本人の心のよりどころであり故郷。
賞味期間は冷蔵庫にいれ30日。
5食セットの商品です。ラーメンだけでなく、つけ麺は冷やし中華、焼きそばとしても楽しめます。
喜多方の味 醤油ラーメンは、生協で注文しました。
注文さえしておけば、おうちまで運んできてくれます。
いそがしくて買い物にいけないひとでも、1食焼く100円、日本三大ラーメンに数えられる喜多方ラーメンをおうちで堪能できます。
喜多方の味 醤油ラーメン 実食レビュー

おっとりとした香りです。
とろりとホホがゆるんだような甘いと感じられるスープの香り。
みりんや日本酒にすこし精白した砂糖をいれ、アルコールを飛ばしたような印象です。
黒というよりも、あかるめの茶色。スープに粘度はないように感じました。けれども、つやのある甘味のあるおかげで、じんわりと健気な粘度があるように感じられます。
スープを飲んだ印象は、一瞬黄金の球のような旨みがはぜる。なんの味だろうと考えると、鶏卵の栄養そのものといった黄身をこしたような味わいを感じます。
ついで、熟成された醤油の複合的な味わいがひろがります。醤油の風味のしたには、清潔な鶏ガラのだしもしこまれており、水っぽくはありません。
規定通りのお湯でスープをつくると、ひとによっては塩辛いと感じられるほどに味わいが濃いスープではないかと思いました。
廃墟からたちあがった日本人に愛されてきた永遠の定番中の王道THE 醤油スープといった世代を超えて愛される安心できるスープの味。

麺は平たい。5㎜ほどの麺の幅です。平たい、けれども、厚みもそこそこあり噛みごたえもあります。
何度も何度も生地をこねあげ、しっかりとグルテンを錬成した、骨密度ならぬ、麺密度のたかい麺です。
びらびらと平たいと感じます。密度が高いおかげで、実感できる麺の存在感があります。
さらにしっかりとねりあげることで、グルテンが屹立しており、麺の角は武道の達人の姿勢のようにぴんしゃんしており鋭角な食感。
平打ちのびらびらしたところ、波うったところに醤油スープがよくからむ、いやからむというよりもスープが麺にのる。
スープをすする必要がないほどに、麺がスープを口のなかに運んできてくれます。
麺は充実した噛みごたえがあります。麺の中心は小麦粉がスクラムを組んだようなしっかりとした噛みごたえがあります。
麺が跳ねる、飛ぶようなコシがある、というよりもどっしりと腰のすわった落ち着いた印象の麺です。
この麺が100円とはおもえないほどにデキのよい、よすぎる麺だと思いました。

スープの濃度をかえ、麺をひやして食べるとつけ麺になります。
よりダイレクトに麺の食感を愉しめます。

麺を冷やしたあとに、食材をのせ、水でわったスープをかけまわしいれました。
お好みでゴマをふる、酢をくわえるとより冷やし中華感がでます。

麺をゆで焼きあげて、スープをくわえ混ぜあわせました。
さっぱりとした醤油焼きそばになります。
また、麺はのびにくいです。お弁当にいれることも可能だと思いました。
