この記事は、キノコで作るベジタリアンなヌードルスープの作り方・レシピを書いています。
1種類のキノコだけでなく、たくさんのキノコをいれて作る味わい深いスープです。
キノコのほかに昆布も使います。あと、味をととのえる調味料も必要です。
醤油やミリン、日本酒、だけでなく中華的な調味料もあると味のヴァリエーションがひろがります。
ラーメン、うどん、蕎麦にミートするベジタリアンなヌードルスープです。
キノコヌードルスープの作り方

たくさんの種類のキノコをいれれば、いれるほどスープの風味とコクは厚くなります。
少量のキノコを集めたセットなどを買うと効率がよいです。
また、キノコは冷凍したり、乾燥させたりすると、キノコの細胞がこわれ、旨味が凝縮されスープの味わいが深くなります。

昆布をいれた水に、キノコをくわえ半日から1日ほど冷暗所に置いておきましょう。
水の量をへらし、キノコをたくさんいれれば、それだけ濃いキノコの出汁がとれます。
麺料理に使うだけでの水にキノコをくわえると無駄がでません。

水に漬けただけでも、しっかりとキノコが色は抽出されています。
スープの色は、樽のなかで静かに寝かされたウイスキーのようです。
そして、キノコ嫌いであれば飛んで逃げるほどのキノコの豊かな香りがただよっています。

漬けておくだけでも十分によいスープを作れますが、さらに、弱火で煮ると、もっと濃いキノコヌードルスープを作れます。
キノコだけと書いているので、昆布いがいの材料はくわえていません。
ニンジンやタマネギ、ニンニク、ショウガなどをくわえると、もっともっと味わい深くにぎやかなスープを作れるでしょう。

キノコの澄んだ香りが漂っているスープです。澄んでおり混じりっけのないスープには塩分がありません。
さすがに、キノコと昆布、水だけでのスープで麺を食べるのは、ベジタリアン上級者だけでしょう。
キノコヌードルスープの味を確認したのち、塩や醤油や豆板醤、味噌、みりんなどで味をととのえてください。
ちなみに、麺つゆはカツオが使われている可能性が高く、また、中華スープの素なども鶏や豚、魚介類が使われている可能性が高いです。
気になされないかたは、動物的旨さをくわえると、キノコの房がひらき飛びあがるようなスープになります。
スープの素になったキノコと昆布は食べられます。しっかりとキノコの風味は残っており忘れずに食べましょう。

香りのよいゴマ油をひいたフライパンでキノコと唐辛子を炒めました。

そして、ラーメンの具にしました。
チャーシュをのせているじゃないか、と思われたかたもいらっしゃるでしょう。

こちらは、グルテンから作った代替肉です。
醤油の香りのしたには、キノコの旨味が漂っており、はんなりと舌にしみこむ旨味です。
塩辛くなく、硬質的な硬さもありません。しみじみと細胞のヒダにしみこんでいく柔和なスープです。
やわらかいだけでなく、たくさんのキノコからしみでたエキスは、旨味の大河といった悠遊とした旨味がひろがっています。
たくさんのキノコがあれば、スープを作るのに料理の才能も科学的な物質も必要でない、と声を大にしてキノコの房のうえで叫びたくなる極上のヌードルスープです。

キノコヌードルスープに醤油をくわえ、ゆでたうどんをいれました。
そして、キノコとゴボウをあげ、うどんのうえにトッピング。
白く太いうどんをいれると、なぜか、キノコスープの味わいが和の装いになりました。
中力粉の甘味に反応したのでしょうか。

その現象は、蕎麦をいれても起こりました。
キノコヌードルスープをいれた蕎麦のうえに、ホロ苦い山菜をのせれば、龍に眼を描きいれるように完璧な蕎麦になるだろうなと夢想しました。
キノコでヌードルスープを作った感想【 まとめ 】
たくさんのキノコを水に漬け、弱火で煮るだけで、極上と言いたくなる厚く、濃いベジタリアンヌードルスープをを作れます。
キノコだけでなく、ニンジンやタマネギ、ニンニク、ショウガをくわえてもらってもかまいません。
たくさんのキノコがあれば、スープを作るのに、天才も化学物質も必要ないのです。
動物的旨味がなくともしっかりとしたスープを作れました。
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