菊水 北海道ご当地ラーメンセット 1460gを食べた感想を書いている記事です。

常温保存できます。麺とスープ12色入り。

スープは3種類。味噌、塩、醤油。それぞれ4袋いれられています。
スープの味わいは、ザ・王道。とがったところ、クセがなく飲みやすいスープです。

麺のゆで時間は長めです。それだけ、しっかりとした食感と弾力、コシのある麺です。

温かいスープだけでなく、冷やしでも食べられます。
また、麺と麺が、くっつきにくい、そのように感じました。お弁当、作りおきにもピッタリです。

焼いて食べることもできます。冷やしも焼きも付属のスープを利用できます。けれども、一袋まるまるいれると塩からくなりました。
14食いりで、お値段は3,000円以下でした。

北海道ご当地ラーメンセットの麺

お箸ごしに、麺の堅牢さがつたわってくるほどに、がっしりと腰のすわった麺です。
黄金色の小麦の色をそのまま落としこんだ色の麺。
ホテルの白いシーツのように、びしッと麺の角がたっています。
麺はゆるやかにウェーブしており、舌のうえをとおりすぎるときに、うねりをしっかりと感じられます。
麺の表面には、傷ひとつない、けれども、舌では感じらない微細な穴があり、よくスープがしみこむギミックがあります。
醤油やみそスープに5分ほどつけていると麺の色がかわりました。
麺のないぶの水分は、一滴ものこっていない。そのように感じられるほどに、徹底的に水分をぬきとった麺。
よぶんな水分がなく、麺の弾力とコシの素であるグルテン100%といいたくなる麺を噛むと、がしッと音が反響するほどに歯ごたえがつよいです。
そして、麺を噛みきると、バネのように麺の断面がぶりッんと跳ね飛びます。一本一本の麺が、独立してマカロニになったような存在感を発します。
乾燥めんのなか、いや、いろいろな麺のなかでも、トップクラスにつよい弾力とコシをもつ麺です。
北海道ご当地ラーメンセット 実食レビュー
札幌濃厚みそ

すこし唐辛子をいれたようなカプサイシンの刺激が浮いているように感じました。
みそに、すこし辛い調味料を混ぜこんだような香りです。
印象としては、ちょいと辛口のみそスープだと思いました。
みそスープを口にふくむと、はじめは非常にさっぱりとしています。
とろりとした粘度です。けれども、硬質的でシャープな辛味があり口あたりは軽快。
みその甘味がひくと、新玉ねぎのような新鮮な風味。そして、水にさらしていない新玉ねぎの辛味と苦味のようなものを感じました。
みそのしたには、鶏ガラと昆布だしのオーソドックスな味わいがあるように思いました。
みそと野菜の辛味、苦味のおかげで、濃厚だけども、さっぱりとした味わいのスープ。
辛いといっても、汗をかくほではありません。ちくりとした苦味です。辛いものが好きなひとは、唐辛子や調味料をくわえてください。
みそスープは、さまざまなトッピングとあわせやすい王道な味わいです。お好みの具材をのせ札幌みそを堪能しましょう。
旭川醤油

豚骨と書かれています。が、九州ほどに濃厚ではありません。
むしろスープを飲んだ印象は、鶏ガラだしだと思いました。
タマネギと青ねぎ、そして血合いを削った鶏だしをコトコト煮込んだオーソドックスなだし。
そのだしに、醤油とチーユをくわえたような香り。
スープのうえには、チーユのように味わいは濃い、けれどもはんなりと口あたりの柔らかい油が浮いています。
はじめのうちは、野菜と醤油、鶏ガラの淡泊な味わいがひろがります。
そのあとに、魚の風味。カツオ節というよりも、魚粉などの活きのよい風味です。
ふつうの醤油とみせかけて、魚の旨味という飛び道具をひめている二段構えの醤油スープです。
函館塩

香味野菜のかほりが、つよいです、塩というよりも。
そして、黒胡椒を徹底的にすりつぶしたような刺激もあるように感じます。ただ、スープを飲むと、黒胡椒の辛味と苦味はありませんでした。
器のそこが見えるほどに、あわい色のスープ。
スープを飲んだ印象は、いい昆布をつかっているなと実感できるほどにグルタミン酸の旨味がしっかりとあります。
おそらく北海道の肉厚な昆布をつかっているのではと想像しました。
昆布の旨味を抽出した透明なスープに、塩、ミネラルたっぷりの塩、天日干ししたような天然でまろやかな塩の風味を混ぜこんでいます。
ほんのちょっぴり、鶏の皮から抽出した脂、もしくはゴマ油にもよく似た香りのよい脂がスープの味わいを補強しています。
疲れていても飲みやすい塩スープです。