この記事は、イトメンのチャンポンめん5食)を食べた感想を書いています。
半世紀以上まえに発売され、ひっそりと通に愛され続きてた袋麺です。
長崎のリンガーなハットなちゃんぽんよりも歴史はふるいです。
塩味のスープ、細くちぢれた麺、そして愛くるしいエビとシイタケ。

イトメンのチャンポンめんの麺は、塩をいれていません。
スープさえ飲まなければ塩分を気にしている人も安心して食べられます。
麺に塩がはいっていないぶん、塩が強調されているチャンポンスープです。暴論かもしれませんが、塩ラーメンと思ってもらってかまいません。
食べた感想だけでなくチャンポンめんのアレンジレシピも書いています。
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イトメン・チャンポンめんの実食レビュー

イトメンのチャンポンめんは、あっさりとしたスープです。
塩や海藻、野菜、ミネラルたっぷりといった味わいです。
動物的なこってりとしたコクをとりのぞいたスープと思ってもらってかまいません。
体と心が疲れたときにムッとした濃いスープは食べたくありませんよね。
イトメンのチャンポンめんは、非常にあっさりとしています。
硬質的なミネラルたっぷりの塩とタマネギなどの甘味と旨み、苦味を抽出したシャープな口当たりのスープです。
疲れていても、二日酔いでも飲みやすいです。疲れた体にスポーツドリンクのようにしみいるスープです。
スープを飲んだ感想は、塩ラーメンにちかい、かぎりなく塩ラーメンなのではと思いました。
塩チャンポンめんです、イトメンのチャンポンめんは。
麺は日本海の荒波のようにちぢれています。細い麺は、まとまって一つの奔流となり口のなかにはいってきます。
麺の口あたりは滑らか。歯や舌、唇のうえをすべりぬけます。麺の噛みごたえは柔らく、跳ねたり跳んだりしません。
噛んでいて疲れない麺です。
イトメンのチャンポンめんの麺のいちばんの特徴は、塩を使っていないことでしょう。
塩をつかっていないことを考慮するとよくできた麺です。塩をいれない麺は、ぶにょぶにょとして、ほにゃほにゃの麺になります。
塩をいれていないのに、イトメンのチャンポンめんの麺はよくできた麺だと言えます。
チャンポンスープの塩分が、麺の塩分をおぎなっているそのような印象です。
Amazonレビュー
どこにも欠点が無い(笑)まさしくインスタントな味。チキンラーメンとも一味違う。スープ含めて一気呵成に食べられてしまうのが良い。
スープがあっさりしているのでどんな野菜でもあいます。優しい味なのでアレンジしたほうが自分好みになります。わたしはたくさん野菜を入れて辛味をちょっと足して好みの味にします。他の袋麺よりアレンジしやすいと思いますが、定番の味に慣れた方には物足りないかと思います。
そのままでも、添付の『小エビと干しシイタケ』が入った小袋によって、十分に美味しいですが、その他、具材を工夫することにより、色々なラーメンを楽しめる感じです。
引用元:Amazon
元々が塩味であっさりしてるけど、美味しいスープですので、アレンジでの、とっても良い受け皿に成ると思います。
イトメンのチャンポンめんの作り方

イトメンのチャンポンめんの袋のなかには、乾燥させた無塩の麺と粉末スープ、そしてエビとシイタケがはいっています。
よくぞ、ここまで小さいシイタケを見つけたなと乾いた笑いがでました。
しかし、この小さいエビとシイタケがよい仕事をします。塩スープを味わい深いものにしてくれるのです。

500mlのお湯を沸騰させてから麺とエビとシイタケをいれると書かれています。
エビとシイタケは、水のうちからいれることをオススメします。スープの味わいが濃く厚くなるのです。
沸騰したお湯に麺とエビとシイタケをいれ約3分煮ます。

火を止める直前に粉末スープをいれます。粉末スープは溶けやすいです。火をとめてから鍋にいれても問題ないように感じました。

あとは器に盛りつければ出来上がりです。

エビはほんのり膨らんでいます。

イトメンのチャンポンめんのアレンジレシピ
イトメンのチャンポンめんのスープは、尖ったところがなく濃くなく淡泊な塩味のスープです。
イトメンのチャンポンめんは、自分の手で辛味や酸味、調味料、さまざまな食材をくわえて完成させる袋麺とも言えます。
イトメンのノーマルな塩スープは、いろいろな調味料や食材とあわせやすいです。
そのなかで私が一番オススメするアレンジレシピをまずは紹介させてもらいます。
アンチョビとニンニク、唐辛子

オリーブオイル(ゴマ油でも可)をいれたフライパンにニンニクと唐辛子、アンチョビをいれ弱火で温めます。

香りがでてきたらお湯とエビとシイタケをくわえ強火で沸騰させあとは普通に作るだけです。
エビとシイタケだけでなく、焦がしたニンニクの香りがふわりと漂う。
塩スープの淡泊な海をアンチョビの大群が悠遊と泳ぎまわり、母なる海とよびたくなるふくよかな味わいになります。
そして、唐辛子の辛味がピリッと味をひきしめてくれます。
公式ミネストローネ風チャンポンめん

ベーコンとタマネギ、ニンジン、コーンを中火で炒めます。しんなりとしたらトマトジュース500ccをくわえ強火で煮ます。忘れずにエビとシイタケもいれておきます。
トマトジュースが沸騰したら麺をくわえてください。3分煮れば完成です。
トマトジュースの甘味がよくひきだされています。塩スープにあるちょっとした硬質的な苦味のおかげで甘くなりすぎていません。
しんなりとした野菜の甘味がましているように感じられます。スイカに塩をふるような化学反応がおこっているものと思われます。
さらさらと飲める栄養たっぷりと言いたくなる一杯です。
トマトとたまねぎ、さらにチーズ

まるでイタリア料理を作るような材料。
これが、みごとにマッチするのです。
トマトの酸味と旨味が、自然にスープに溶けこみ、シャクシャクとしたたまねぎの食感。ねっとりとした牛乳が凝固したものが、ふたたび液状にもどりスープの旨みを厚く深くしています。
洋風でありながら、中華のような摩訶不思議な味わい、ひとつだけ確かにわかること、それは美味しいということです。
塩焼そば

お湯250ccを鍋にいれエビとシイタケをいれ強火で沸騰させます。
沸騰したお湯に麺をいれ水分が飛ぶまで炒めます。水分を鍋から外に流してもらってもかまいません。
味を確認しながら粉末スープをふりいれます。ビシッと味がきまれば出来上がりです。
黒胡椒と紅生姜があるとGOODです。塩焼そばと銘をうっている商品よりもおいしい塩焼そばを作れちゃいます。
やるなエビとシイタケと思いました。
厚揚げとワカメ

500ccのお湯にエビとシイタケ、さらに厚揚げとワカメをいれ沸騰させます。
沸騰したお湯に麺をいれ約3分煮てください。器に盛りつければ出来上がりです。
厚揚げをいれると、上品なはんなりとした京風だしのように感じられます。
が、ワカメを食べるとラーメンを食べているように感じられるのです。
ひとつの丼のなかで和も中もたのしめる一杯です。
なお、ワカメをたっぷりと食べても増毛効果はないと言われています。
イトメンのチャンポンめんを食べた感想【 まとめ 】
イトメンのチャンポンめんは、塩スープのちゃんぽん。長崎の有名なちゃんぽんチェーン店より歴史が古いです。
麺に塩はいれられていません。塩分が気になる人でも安心して食べられる袋麺と言えます。
イトメンのチャンポンめんは、いたってシンプル、ノーマル、食べていて疲れない人を傷つけないスープと麺です。
食べていて何かが足りないと感じられたときは、何かを足すことで完の璧なあなた好みの一杯になります。
シンプルなスープは、さまざまな調味料や食材を受けてとめる深い度量があります。
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