この記事は、創味食品のハコネーゼパスタソースを食べた感想を書いています。
味わいが豊かで深いパスタソースです。
レトルトにありがちな、安っぽいチープな匂いは、まったく、ちっともありません。

さらに、電子レンジでパスタソースを温められる商品です。
お湯をわかす必要がなく、あッというまにホットなパスタソースになります。
もちろん湯せん調理も可能です。
ただ、倒れないように気をつける、そして火傷にはくれぐれもご注意してください。
ゴーダチーズと香味野菜の濃厚ボロネーゼ

赤ワインの香りをまず感じました。若々しく精悍な印象をうける酸味をはっする赤ワインの芳香。
その赤ワインで牛のすじ肉をコトコトと煮たような風味が、お皿のうえにひろがっています。
赤いソースの第一印象は、ワインの熟成がすすんだ丸い酸味を感じます。たっぷりのワインをゆっくりと煮つめて、アルコールだけでなく、よけいな雑味すらも放出させきった澄んだ酸味。
そのあとから、セロリの葉っぱと牛肉をゆっくりと煮こんだ豊かな味わいが広がるのを感じます。
たまねぎを透明になるまで炒めた味わい。そこにすりおろしたニンジンもくわえたような甘味。
酸味のおかげで、濃厚というよりは、さっぱりとしたボロネーゼだと思いました。
ひとによっては、味わいがモノタリナイと感じられるかもしれません。
じぶん好みに味わいを調整する余地があります。
チーズをいれたり、辛みをたしたり、イタリア人が激怒する醤油をいれたりしお好みの味にそめあげてください。
生クリームとゴーダチーズの濃厚カルボナーラ

電子レンジで調理している、けれども、ダマにもならず、スクランブルエッグにもなっておらず、とろりとしているパスタソース。
牛の乳のやさしく甘い香り。豊満なおっぱいというよりも、香りにかんしていえば平坦なおっぱい。
カルボナーラといえばの黒胡椒はひかえめ。
パスタ一本一本に、妖艶にからみつく白いパスタソース。
口あたりは、たいへんクリーミ。白いパスタソースが、唇のほそしシワにしみこんだのではと想像するほどに、静かで艶のある口あたり。
ひと口食べて、濃いと感じられるパワーはありません。塩をいれたような生クリームの典雅な味わいが、氷塊するようにひろがります。
チーズの風味もある、黄色くハードタイプのチーズではなく、白くソフトタイプのチーズを溶かしこんだような風味。
チーズの旨みはある、けれども、かぎりなく透明な旨みであり、生クリームと一体化しています。ふたつの乳製品が融合した清潔で柔和な味わいは、老若男女問わず食べやすいパスタソースです。
ほんのちょっぴり、ベーコンの燻煙の香りもありますが、ないほうがお上品なのでは、と思いました。
焦がしにんにくの完熟トマトソース

にんにくが、茶色くなった瞬間の香りが、ほんのりと皿のうえにただよっています。
つよく主張はしていない、けれども、あッにんにくだなと感じられる香りはあります。
パスタソースを食べた印象は、あかるい。春のうららな日光のように、明るくて澄んだ酸味。
いやみがなく、トマトがもつ自然な酸味。
そのあとから、トマトの水分をにつめきり、トロトロになったトマトの爽やかでありながら、赤く湿潤な味わいがゆっくりとひろがります。
そのトマトの味わいのビッグウェーブのなかに、にんにくの風味をしかと混ぜこまれています。
唐辛子をいれていない暗殺者のパスタ。お好みで唐辛子をたすと、味がびしッとまとまるのではと想像しました。
海老の旨みたっぷり濃厚トマトクリームソース

海老の香り、まるで壁のように、びんッと感じられます。
海老の頭、それもアルゼンチンアマエビのように大きめの頭をちゅッとしぼったときに飛びでる海のエキスをたらしこんだ活きのよい跳ねる香り。
海老の殻をあぶったような香りは、食欲のスイッチをダイレクトに押してくれます。
海老の風味がさぞかし強いのだろうと思い食べてみると、海老の風味はひかえめ。
海老はいます、ソースのなかに、けれども香りほどには味で主張していません。
ぬっとりとした濃密な口あたり。海老がチーズになったのか、と思うほどに熟した口あたり。
タマネギにゆっくりと火をいれたような甘味。そして、海老の匂いを消すためにいれられたアルコールの風味。さらに液体の牛乳が、個体になったと感じられるほどに濃縮された旨味があります。
このソースにかぎっていえば、パスタ100gでなく200gはいれたいほどに味わいが濃いです。
ホタルイカの旨みあふれる濃厚イカスミソース

わたしの舌と鼻では、これが、ホタルイカの墨の香りだ、とはわかりませんでした。
けれども、しっかりとイカの墨の生臭くなく、どことなく若い魚醤のような香りはしっかりとあります。
イカの墨の風味は、しっかりと感じられます。エグみ、クサみ、イヤみは、まったくなく、クセがなく、初心者でも食べやすいイカスミソースです。
よくよく味わっていると、魚が熟したとき瞬間、タンパク質が旨味に転化した新鮮な、奥ゆかしい味わいは感じられます。
黒いイカの墨のしたには、赤いトマトの陽気なグルタミン酸の旨味も隠し味としてしっかりと存在しています。
3種のきのこの旨み濃厚ポルチーニクリーム

コケむした森にさまよいこんだような深い香り。
ブラウンのマッシュルームによく似た香り、けれども、もうすこしだけ香りが厚い。なにかしらの茶色のキノコが発するゆたかな香りがあります。
口のなかにひろがる風味は、江戸時代から数々の醤油をかもしだしてきた蔵が放出する空気。
おっとりと熟していて、静かで、奥行きにとんだ旨み。
キノコをうすくそぎ、そのあいだに生クリームなどの乳牛をはさみこみ、コトコトと煮つめたようなボルシチなどによくキノコの旨味をかさねあわせたようなビーフ・ストロガノフによく似た味わいのソース。