この記事は、日清食品冷凍の業務用チャーシューメンを食べた感想を書いています。
無骨ともいえるシンプルなナーミング。骨法をはずさず三種の神器を内包している冷凍ラーメンです。
チャーシューとメンマがはいっているラーメンはおおいです。
このラーメンは、赤いウズマキがかわいらしい白いナルトもいれられています。
日本人の大半が、これでいいんだよとうなずく醤油ラーメンです。
そのラーメン1杯のお値段は、税込250円以下。
調理時間は冷凍庫からだし、10分ほどでしょうか。
鍋でも電子レンジでも調理できます。インスタント麺とはちがい、活きたラーメンだと思いました。
麺と具、スープは4食いり、重量は1kgに到達しそうなほど。
生協会員になり注文しておけば冷凍した状態で家まで運んできてくれます。
いそがしくて買い物にいけないひとにピッタリのラーメンです。
ただし、ひとつだけ注意することがあります。それは冷凍庫の場所をあけておくことです。
業務用チャーシューメン実食レビュー
チャーシューとメンマ、そしてナルト、ラーメンの三種の神器がしっかりとのっています。
ナルトの赤がないとラーメンの見ためは、とても地味なものに。
さて、うっすらと淡い醤油色のスープ。
そのスープの香りは、豚の白い脂をあぶったようです。しかも、白い脂を黒い醤油につけこんでから、火で炙ったような熟した香りです。
そして、しっかりと洗浄された豚のモツがもつ豊満な風味も感じられます。
スープをひとくち飲み、はじめに感じた印象は濃い。豚骨のスープを醤油をいれたお湯でわったように、充実した豊かな旨み。
ただ、その旨みは、波がひくようにす～ッと消えていき、あとに残るのは醤油を焦がしたようなシャープであっさりとした風味。
はじめは濃、飲みおわりは淡。
飲みなれてくると、味わいの強弱があるために舌が疲れない、あきない。
くどくなく、さっぱりしているのでグビグビと飲めちゃうんです。
そして、スープを飲んでいて、えぐみ、雑味、臭みを感じることがありませんでした。
スープの風味は豊かだ、味わい深い、淡い、シャープなスープだと書いてきました。
では、どのように豊かで、どのような味わいなのだ、といわれると、むにゃむにゃと困ってしまいます。
はじめに感じた豚はいれられていると思います。そして鶏の出汁もはいっているでしょう。さらに、野菜なども臭みとりのためにいれられていると思います。
ただ、どれもこれもが絶妙に、精妙にかけあわせており、突出した風味や香りがなく、はじめからひとつの醤油スープとして生まれてきたように感じられるスープなんです。
ひとつの素材の独奏でなく、すべての素材が共鳴する合唱。品があり繊細、それでいて企みのふかい味わい。
麺は写真で見るよりも細いです。光が麺を通過しています。澄んだように明るい印象の麺です。
麺をすすると、浪うつ舌触りをしっかりと感じられます。しなやかなにカーブしているうねりを実感できるほどに活きのよい麺です。
細い麺と麺のあいだに、しっかりとスープがからみつきます。麺とスープをいっしょにすすりあげられます。
すすりあげた印象は軽い。羽毛のように軽快、かつ流暢な滑らかさ。
麺は細い、けれども、しっかりとした弾力とコシを持ちます。麺を噛んだ瞬間、ぷりんッと細い麺が跳ねます。
噛んだ麺一本、一本が舌のうえで遊びまわるように分裂しても麺の主張つよし。
日本人の8割が、「うん、これでいいんだよ」と納得する醤油ラーメンだと思いました。
2割のひとは、なんなのだと尋ねられたならば、日本の伝統建築のように完成させない美があります。
食べていて辛味がほしいな、脂分がたりないな、酸味がほしいな、と思われるひとがいるでしょう。
また、ゆで卵をのせたい、海苔をのせたいと考えられるひともいると思います。
いいんです、のせちゃって。あなたの手で、ラーメンを完成させてください。
あなたごのみのラーメンをつくりあげる愉しみがあります。
おっとりと素朴なスープは野菜との相性もよいです。たっぷりの野菜を摂取できます。
また、トマトの酸味、たまねぎの爽快さとの相性もよいです。
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業務用チャーシューメンの作り方
業務用チャーシューメンは、鍋と電子レンジ（お湯をわかす必要あり）で調理できます。
冷凍庫からとりだしすぐに調理できます。
鍋にお湯をわかし、麺と具をいれましょう。どうしても具が飛びだしがちです。麺がゆるんできたら具をしずめてあげましょう。
お湯の量でスープの濃さを調整できます。
麺がいい感じになれば液体スープをいれ温めてやればラーメンのできあがりです。
透明な袋から麺と具をとりだし、電子レンジ調理可の皿にのせます。
そして、説明書どおりにタイマーをセットします。
液体スープを器にいれお湯で溶いておきましょう。
液体スープの脂はかたまっています。しっかりと袋からしぼりだす、もしくは湯せんしておくとスムーズにしぼりだせます。
調理方法になれれば10分かからずに調理できると思います。
麺と具、スープを別々に調理するラーメンです。
つけ麺として食べることができます。
香りのよいゴマ油を麺にふりかけ、スープに魚粉をくわえると本格的なつけ麺にねりますゾ。
色々な食べ方のできる業務用チャーシューメンのお値段は1杯税込250円以下（2025年現在）
